そういうタイトルの本なのである。しかも読書はまだ道半ばにさしかかったところだ。そんな中途半端なところにいるのに、ぜひご紹介したい。待ちきれないのだ。
ユネスコが登録する世界遺産だけではなく、「関西人の生活文化の中にこそ、誇るべきお宝がまだまだある」、それらを勝手に「世界遺産」と主張し、勝手に推薦・登録してしまおうという趣獅ノよる、まことに勝手な企画である。
著者は7人の錚々たるメンバー、関西のサムライ達である。ひとくせもふたくせもある面々が「これでもか!」と頁を追うごとに濃くなる関西人のDNAを惜しげも無く発揮する。
石毛直道さんは、国立民族学博物館前館長。現・同館名誉教授。民博の館長、というだけで、ユニークな方にきまってる!と思い込んでいる。
井上章一さんは、国際日本文化研究センター勤務。『美人論』等の著書がある。着眼点もユニークやし、おもしろい文章を書く人やなあ、と思っていたら私の好きな「あなどれない京男」である。あなどれない証拠に「パルナスの歌」を勝手に登録している。
桂小米朝さんは、ご存知落語家。クラシックにも造詣が深いそうだ。このメンバーの中では、かなり直球勝負で真面目な人にみうけられる。
木下直之さんは、兵庫県立近代美術館学決oて、東大教授に。マイナーであれメジャーであれ、渋い物件を選択し、「ああーなるほど、たしかに!」「行って観たい」
「そうであったのかー」と読ませるのだ。
旭堂南海さんは、講談師。推薦物件が少ない上、未読につきコメントはとくになし。ごめんなさい、旭堂南海さん。
島崎今日子さんは、フリーライター。私にとってはテレビ番組を新聞紙上で解説する人である。しかもかなり意見があったりする。大阪の言葉を多数、勝手に世界遺産にされていた。「探偵!ナイトスクープ!」を持って来るあたり、泣かせる(私だけ?)
そしてそして敬愛してやまない宮田珠己さん! 彼が押す登録番号1番は、「ダイダラザウルス」(エキスャ宴塔h)である。さすが、ジェットコースター評論家の面目躍如なのだ。彼が押すのは他にも「忍者建築(忍者屋敷)」、「大仏鉄道」、「おやさとやかた」(天理教の宗教建築/in天理市)、「化粧地蔵」「蛸地蔵」など、摩訶不思議な物件が目白押しなのだ。
あと半分を読むのが楽しみである。読み進むにつれて、各氏がそれぞれパワーアップしているのだ。笑えるところも、ちらほらと。満足感でいっぱいになる。
でもゆっくりと噛みしめるように読んでいてはいけないのだった。図書館にリクエストして新刊を買ってもらったのに(だからこそ?)、早くも次の予約待ちの方がいらしゃるのだ。
地図もちゃんと付いているので、関西在住団塊世代の定年直後小旅行企画?にもぴったりの内容だとおもうのですが、いかがでしょうか? あ、それも狙ってもうけを目論んでいるのでしょうか、大阪朝日新聞社さま? さすがは「ナニワのあきんど」である。
ユネスコが登録する世界遺産だけではなく、「関西人の生活文化の中にこそ、誇るべきお宝がまだまだある」、それらを勝手に「世界遺産」と主張し、勝手に推薦・登録してしまおうという趣獅ノよる、まことに勝手な企画である。
著者は7人の錚々たるメンバー、関西のサムライ達である。ひとくせもふたくせもある面々が「これでもか!」と頁を追うごとに濃くなる関西人のDNAを惜しげも無く発揮する。
石毛直道さんは、国立民族学博物館前館長。現・同館名誉教授。民博の館長、というだけで、ユニークな方にきまってる!と思い込んでいる。
井上章一さんは、国際日本文化研究センター勤務。『美人論』等の著書がある。着眼点もユニークやし、おもしろい文章を書く人やなあ、と思っていたら私の好きな「あなどれない京男」である。あなどれない証拠に「パルナスの歌」を勝手に登録している。
桂小米朝さんは、ご存知落語家。クラシックにも造詣が深いそうだ。このメンバーの中では、かなり直球勝負で真面目な人にみうけられる。
木下直之さんは、兵庫県立近代美術館学決oて、東大教授に。マイナーであれメジャーであれ、渋い物件を選択し、「ああーなるほど、たしかに!」「行って観たい」
「そうであったのかー」と読ませるのだ。
旭堂南海さんは、講談師。推薦物件が少ない上、未読につきコメントはとくになし。ごめんなさい、旭堂南海さん。
島崎今日子さんは、フリーライター。私にとってはテレビ番組を新聞紙上で解説する人である。しかもかなり意見があったりする。大阪の言葉を多数、勝手に世界遺産にされていた。「探偵!ナイトスクープ!」を持って来るあたり、泣かせる(私だけ?)
そしてそして敬愛してやまない宮田珠己さん! 彼が押す登録番号1番は、「ダイダラザウルス」(エキスャ宴塔h)である。さすが、ジェットコースター評論家の面目躍如なのだ。彼が押すのは他にも「忍者建築(忍者屋敷)」、「大仏鉄道」、「おやさとやかた」(天理教の宗教建築/in天理市)、「化粧地蔵」「蛸地蔵」など、摩訶不思議な物件が目白押しなのだ。
あと半分を読むのが楽しみである。読み進むにつれて、各氏がそれぞれパワーアップしているのだ。笑えるところも、ちらほらと。満足感でいっぱいになる。
でもゆっくりと噛みしめるように読んでいてはいけないのだった。図書館にリクエストして新刊を買ってもらったのに(だからこそ?)、早くも次の予約待ちの方がいらしゃるのだ。
地図もちゃんと付いているので、関西在住団塊世代の定年直後小旅行企画?にもぴったりの内容だとおもうのですが、いかがでしょうか? あ、それも狙ってもうけを目論んでいるのでしょうか、大阪朝日新聞社さま? さすがは「ナニワのあきんど」である。