大変残念なことなのだが、私にはアルコールの味がわからない。どころか「お酒飲みたい」とすら思わない。「おいしい」とは全く思えないのだ。
これは子どもの頃の読書体験からきているのかも。本を読んだら、いかにも「お酒は世の中で特別美味しいもの」みたいに書いてある。そんなに美味しいものなのか!?と子ども心に激しい憧れを抱いていた。しかもどうも自分で「お酒のおいしさ」を勝手にイメージし「こんな感じでは?」とずいぶん想像を巡らしていた。
お酒を飲める年になって現実の味を知り、「ちがう、これは(私の)お酒の味じゃない!」と激しく失望した。理想と現実とのギャップに愕然とした。どうもその辺りからアルコール類への無関心が生まれたような気がする。
もしかしたら人生で大きく損してる様な気もするが、これはきっと宴会において、割り勘で料金を払わなければならないからだ。アルコール抜きで職場の親睦会とかあれば格安なのに。と実のところ思ったりしている。
一方、夫はほぼ家で晩酌なので酒屋さんには行く。しかも酒屋さんでいろんなお酒を見ると時間を忘れる。日本酒にしろワインにしろ泡盛にしろ焼酎にしろ、そのネーミングもパッケージもボトルの形もラベルも、実に想像力が掻き立てられる魅力的なものが多数あるので、酒屋さんでウインドウショッピングをするのは楽しいのだ。私にとっては『お酒は見た目が10割』。
いま思い出したけれど、新婚旅行でいったスペインで飲んだサングリアは美味しかったな。赤ぶどう酒にオレンジなどのフルーツを入れた甘いお酒。ご近所からいただいた長野のお土産「梅ワイン」も美味しかった。いまでこそスーパーでよりどりみどりだが、10年前には「梅ワイン」ってそうそう見つけられなかった気がする。
けど考えてみれば、私はアルコールが入ってなくても別にいいのだ。「梅ジュース」「葡萄とオレンジのミックスジュース」だって全然かまわない。アルコールの味にも酔っ払う気分のよさにも、全く興味がないのだから困ったものだ。いや、別に困ってはいないんだけど。
朝のドラマ『芋たこなんきん』を見ていると、夫婦で晩酌をしながら時間を忘れておしゃべりをしているのが、実に楽しそう。いいなあ、と羨ましいが真似はできないなあ。
朝のバタバタする時間のスキマを縫い、夜のバタバタする時間のスキマを縫い、しばしゲラゲラな会話をするくらいだなあ。それでも時間が足りないので面白い話を思い出したら、トイレの前で声をかけてドア越しに、お風呂のドアから顔をのぞかせて「忘れないうちに言っとくけど」と突撃レメ[ターのように出没する。しかも大抵はしょーもない話であるから、夫にとっては「ありがた迷惑」な妻なのである。
これは子どもの頃の読書体験からきているのかも。本を読んだら、いかにも「お酒は世の中で特別美味しいもの」みたいに書いてある。そんなに美味しいものなのか!?と子ども心に激しい憧れを抱いていた。しかもどうも自分で「お酒のおいしさ」を勝手にイメージし「こんな感じでは?」とずいぶん想像を巡らしていた。
お酒を飲める年になって現実の味を知り、「ちがう、これは(私の)お酒の味じゃない!」と激しく失望した。理想と現実とのギャップに愕然とした。どうもその辺りからアルコール類への無関心が生まれたような気がする。
もしかしたら人生で大きく損してる様な気もするが、これはきっと宴会において、割り勘で料金を払わなければならないからだ。アルコール抜きで職場の親睦会とかあれば格安なのに。と実のところ思ったりしている。
一方、夫はほぼ家で晩酌なので酒屋さんには行く。しかも酒屋さんでいろんなお酒を見ると時間を忘れる。日本酒にしろワインにしろ泡盛にしろ焼酎にしろ、そのネーミングもパッケージもボトルの形もラベルも、実に想像力が掻き立てられる魅力的なものが多数あるので、酒屋さんでウインドウショッピングをするのは楽しいのだ。私にとっては『お酒は見た目が10割』。
いま思い出したけれど、新婚旅行でいったスペインで飲んだサングリアは美味しかったな。赤ぶどう酒にオレンジなどのフルーツを入れた甘いお酒。ご近所からいただいた長野のお土産「梅ワイン」も美味しかった。いまでこそスーパーでよりどりみどりだが、10年前には「梅ワイン」ってそうそう見つけられなかった気がする。
けど考えてみれば、私はアルコールが入ってなくても別にいいのだ。「梅ジュース」「葡萄とオレンジのミックスジュース」だって全然かまわない。アルコールの味にも酔っ払う気分のよさにも、全く興味がないのだから困ったものだ。いや、別に困ってはいないんだけど。
朝のドラマ『芋たこなんきん』を見ていると、夫婦で晩酌をしながら時間を忘れておしゃべりをしているのが、実に楽しそう。いいなあ、と羨ましいが真似はできないなあ。
朝のバタバタする時間のスキマを縫い、夜のバタバタする時間のスキマを縫い、しばしゲラゲラな会話をするくらいだなあ。それでも時間が足りないので面白い話を思い出したら、トイレの前で声をかけてドア越しに、お風呂のドアから顔をのぞかせて「忘れないうちに言っとくけど」と突撃レメ[ターのように出没する。しかも大抵はしょーもない話であるから、夫にとっては「ありがた迷惑」な妻なのである。