ボランティア日和

　今日から学校で一泊合宿をするKちゃんのお弁当を作った後、土曜朝のお楽しみ（というか『芋たこなんきん』以来の私の生き甲斐となっている）NHK教育のアニメ『風の中のエミリー』をじっくりと観る。
　「他人から見たらどうしようもない人生だったとしても、自分を心底愛してくれた人が一人でもいれば、それは確かな一生だった」というえらく感動的な話に、朝からいきなり充実する。しかも今朝のこの話には先週に引き続き、「『書く』ことの責任と意味」について主人公が学ぶという、重大なテーマも含まれているのだ。

　充実したので気合いが入り、朝から「にしんなすび」を作る。お昼まで冷ましてお昼以降は冷蔵庫で本格的に冷やす。

　夫婦で学校に行くが、場所は別。H氏は小学校関係のボランティア、私は中学校の部活のお手伝い（というほどの仕事はないが）。初対面のお母さんたちともお会い出来、なかなかいい感じだった。
　
　お昼過ぎから一旦帰宅し、買い物、晩ご飯の段取りや洗濯物の取り込み、お風呂の準備をして、再度学校に戻る。部活の台所にしばらくいた後、了解を得て抜け出し、H氏のいる「秘密基地」に立寄り「にしんなすび」の差し入れをする。なぜか（笑）バーベキューパーティが始まる前に「にしん」も「なすび」もなくなった模様。なんでやろ？（笑）　あまりにも好評なので、真剣に仕事を変えようかと思ったりする。（うそうそ）

　それにしても田んぼの真ん中の「秘密基地」を含む場所の風景は、いつ見ても素晴らしい。沢も山も田んぼも空も。ことに夏はサイコー！　この風景を見られただけでも、今日は大変な幸せ。

　もう一度部活の場所に戻り、洗濯のお手伝い。気分はマネージャーだが、一度洗濯物の重みでロープが落ち、かけ直しの憂き目に合うも、若干２名の中年女性の知恵と工夫で乗り切る。おばさんは二人いれば「文殊の知恵」くらい、お茶の子サイサイなのだ。

　H氏を迎えにいくと、暗い中、小学生の子どもたちとサッカーボールでバスケットボールのシュートを決める対決をしていたので、探し当てるのに苦労した。オトナの輪より子どもと遊ぶとは、良寛和尚みたいな人である。いや、単にめんどくさがりなだけだが。