紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

冷蔵庫の上の珍言

2008-03-03 23:20:56 | ファミリー
 冷蔵庫の上に貼付けたメモだけで構成された母娘の交流を描く『冷蔵庫の上の人生』というタイトルの、最近、各書評欄で取り上げられたカナダの小説がある。

 そんなスャbトに注目するとは、なんたる慧眼か! たしかに冷蔵庫の上にはあらゆる情報がてんこもりになっている。

 次に行われる保護者参加の学校行事の案内、買い物リストメモ、各家族メンバーよりの頼まれ事、割引サービス券、現在出欠迷い中のPTA参加確認用紙、などなど。

 そんな実用的なもの以外にも、Kちゃんが紙切れに描いた小さな落書きで、私がえらくお気に入りで小さく切り取った紙片もある。キュートなフランシスコ・ザビエルや、困り顔の牛や、Kちゃん考案の不思議な鳥キャラなど。

 よくKちゃんは台所にやってきて、テーブルのまわりを動物園のシロクマのように、ぐるぐるまわりながら、さまざまなグチや不満をおもしろ可笑しく情熱的に語ってくれ、気が済めば晩ご飯のおかずをつまみ食いしながら去って行く。たまに、ふと思いついた不思議な迷言を、猫バスのような笑顔とともに呟きながら、やってくる。

 今日、タマネギとごま油を切らしていることに気付いたので、冷蔵庫の買い物メモに書き足そうとして、ふと買い物ではないメモ書きを発見した。いつかのKちゃんの迷言が、あまりに面白くてメモし、だけどすっかり忘れ去っていたのだ。メモしておいてよかった。その言葉は意味不明だけど、なぜか笑えるナンセンス・ギャグなのだ。メモを紛失しても大丈夫なよう、以下に記しておく。

 すまぬがホトケ