紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

神さま仏さま(笑)

2008-03-15 23:19:54 | 読書
 毎日チェックしているaskaさんのブログ「つくる」で、思わず前屈みになって、液晶画面を覗き込むような掘り出し物を教えてもらった。のんびりスローでほのぼの笑える、というまさに私の求めるテイストらしきマンガだったので、速攻で本屋に買いに走り、2軒目でゲット。実は棚を探しても見つからず、いつものレジのお姉さんにタイトルを言うと、すぐに頷いて持ってきてくださった。

 お笑いを志すものにとって、神様や仏さまは格好のネタだが、たいへんリスキーでもある。信心深い真面目な方からのブーイングやバッシングも覚悟してかからなければいけない。

 でも神さま仏さまご本人は、きっと許してくださるのではないだろうかと推測する。なんせ悟りを開き、徳が高く、愛に満ちた方々なのだ。ちょっとばかり突っつかれても、余裕のよっちゃんで笑って許してくださるはず。それにこういう方々は、真面目で信心深い方々が思っているより、ずっとアバウトでお茶目に違いない(確信)

 と、前ふりが長かったが、このマンガのタイトルは

『聖(セイント)☆おにいさん』中村光著・講談社

世紀末を無事に乗り越えたイエスがブッダを誘い、東京・立川でルームシェアしながらバカンスを過ごしている、という設定。

 どれどれと読み始めれば、超ゴキゲンで帰宅したイエスに、ブッダがその理由を聞くと
「女子高生に『ジョニー・ディップに激似!』」って言われた♪ なんていい時代なんだ~」と大喜びのイエス。(なにしろ2000年以上なのですからね) すっかりうらやましくなったブッダも、街に繰り出すのだけれど・・・という風に話が滑り出す。
 イエスがジョニー・ディップにそっくりなんて、あまりに意表をつかれ爆笑した後も、思い出し笑いを繰り返す。

 お土産物屋で、いかにも現地限定もしくは応用の利かない妙なお土産を買うのが大好きなイエスと、財布のヒモが固い、主婦のように倹約家なブッダの攻防もどきどきはらはらわっはっはである。しかもふたりのユルさが、のほほんワールドを二乗するのだ。

 もったいないのであっさり読まず、味わってじっくり読んでいる。私もツボにはまりましたよ、askaさん! いいマンガのご紹介、どうもありがとう。