バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

ニンガンでのファームステイ2

2010-06-09 08:52:00 | テニス留学


今朝4時半に日本に行くデイビットを空港へ送りました。フラビオも早いフライトでイタリアに帰りました。

ニンガンでの雄太くんの経験は一言では表現できない、特別なものだったと思います。写真を見ているだけでそれが感じられます。

写真左のスチュワートはビンスの従兄にあたりますが、彼も高校生の頃はシドニーの寄宿制の男子校にいて、週末自由な時間があるときはうちに遊びに来ていました。

厳しい学校から解放されて、いろいろ遊びたいだろうに常にやってくれたことは、芝刈り、ゴミ集めからコートの周りをきれいにする仕事、そして夜バーベキューを作ってあげて帰るという一日でしたが、私はそういうティーンエージの男の子の週末の過ごし方に驚きました。
時間があれば一緒に来た他の親戚の子たちとちょっとテニスをして、クリケットをして、ぐらい。そういう彼だからこそこんなに大きな農場で奥さんと子供4人と幸せな生活をしているんだろうなって思います。(写真には二人映っていますが、上二人はシドニーのやはり寄宿制の学校に通っています。)
野生のヤギを捕まえた写真、大きな魚を捕まえている写真、本当に2日間だけですごい経験ができたようです。これから短期でテニス留学にいらっしゃる方たちに、このファームステイ興味があるのでしたら、どんどん紹介していきたいと思います。



カンガルーを撃っているところです。
カンガルーは数が多すぎて芝生を食べてしまうからです。


スチュワートとスーザンの家です。

そして雄太くんからの感想文を載せます。(じーんときてビンスに英語で訳してあげることができませんでした。私もファームステイの紹介ができて本当にうれしいです。でもこれは一般に売られているファームステイとは、また違う、本当にスペシャルな経験です。)

なんか自分がすごいところに行き、凄い経験をし、

それはもしかすると、日本全体の印象にもなってしまいかねない状況だったのかもしれない。

と思うと、とてもすごい事をしてきたのだなと感じております。

カンガルーを撃って、首を落として食料としたり、その映像を見ても驚かない10歳の女の子たち。

完全に文化や感じ方、生き方が違うんだと思いました。大自然と共生する。

そして家族の存在を互いに尊重し合い、愛し合っている素晴らしさ。電話の後にはLove youと言ったり、

take care ,drive safe , love you see you later.

など、日本人が忘れてしまっていることをしっかりお互いに「言葉」で伝え合っていました。それも自然に毎日。

素晴らしいなと思いました。

それに兄弟の仲の良さ。夫婦の仲の良さ。

あそこに住んでいれば必然的に心は広くなるのでしょうね。暖かさと豪快さ、生きるタフさを見せてもらった気がします。

あと、ハリーおじさんにもお会いしました。

会ってすぐに電気ショックのライターでサプライズをくらいましたが・・・笑

ビンスさんにそっくりでした。帰りも空港まで一緒に見送ってくださいました。

あとは、野生のカンガルーや野生のヤギを車でサファリのように追いかけたこと。

満点の星空で流れ星を見たこと。

缶からと棒で大きな鯉が釣ったこと。

サンセットに向かって大草原をバイクで走ったこと。

ショットガンで後ろへ吹っ飛んだこと。

手のひらほどのステーキを食べたこと。

100キロ以上カーブがない永遠な直線を走ったこと。

なにもかも最高の体験でした。

今回の体験はいろんなところで語り続けていこうと思います。

私は今回の体験を活かし、自分にできることを丁寧に少しづつやっていきます。

いろいろとありがとうございました。