バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

留学中には気が付かないこと2

2017-09-08 17:40:00 | テニス留学
先週行われた14歳以下チャレンジシリーズで優勝をした一成君です。
毎週金曜日のスクオッドのクラスのみんなと一緒の写真です。おめでとうございます。



私も自分の子供を海外に出して、戻ってきてすぐどんなものだろうと結果を期待していました。でも留学するってそういうことじゃないんですよね。

その少しずつのいろいろな経験が、しばらくたってから、積み重なり成長につながるのですね。

オーストラリアは自由で融通がきくので、大学に行く年齢を少しずらしたり、高卒後のギャップイヤーを取る人もたくさんいるし、入学してから合わないと思って専攻を変えることもできるし、何歳から大学に行っても学びたい気持ちが大事なので、どうってことありません。
そういう違う世界を見る経験はあとになって、社会人になった時も、ただ一筋に1つのことだけをやってきた人よりも順応性があったり、人とのやりくりが上手にできたり、仕事にも活かせることがたくさんあるのではないかと思います。

ビンスがお薦めしたいのは、長期滞在して「オージーになる」という経験です。
実際に生活しながら、文化に触れ、多くのことを感じてほしいです、単に知識を得るだけなら日本にいてもできますが、自分でいろいろなことを経験してみて、多少失敗することはとっても大事だと思います。
90歳まで生きるとしたら、日本で生活できる時間はまだまだ70年もあるのだから、半年や1年海外で暮らすことはそれほど大した時間ではないと思いますから。