バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

ありがとう、がキーワード

2019-01-07 11:51:00 | テニス留学
日曜日からシドニーインターナショナルが開催されていて、目の前でトップクラスの選手がみられるのは、留学生にとっては大きな魅力です。特に土曜日は予選が行われていましたが、日本の選手も出ていて、それほど混雑していないし、それも何より無料でしたので、留学生は大興奮の1日だったようです。

昨日6日はアカデミーでWorld Junior Tennis Tourの今年の1回目の大会を行い、トロフィーのプレゼンターにレスリーさんがいらっしゃいました。13のグランドスラムのタイトルをお持ちで、今でも毎日テニスをしている、と言うレスリーさん、70歳を越してもとても魅力的で素敵な女性、オーラが違います。そのレスリーさんがビンスの従兄弟でもあるので、レスリーさんのファミリーまでが私にもフレンドリーにしてくださり、大変恐縮です。

アカデミーには色々な人が訪問されるので(グランドスラムのチャンピオンや世界で10位以内だったような元選手とか、監督やコーチなどなど)本当に素敵な方達にたくさん出会うことがありますが、やはりそういう方達は振る舞い方や話し方や人との対応の仕方が違います。
トニーローチさんが日本でホテルにチェックインするときの背中は、本当に重みがあったと言うか、全く違う雰囲気を出していましたし、挨拶の仕方、クラブハウスに一歩足を踏み入れた状態で、だいたいこの人は元、、、、って言うのはわかります。
その中で共通しているなと思うのは、簡潔にわかりやすく話をすること、それと一番感じるのはサンキューをきちんと伝えると言うことです。トニーさんもレスリーさんも訪問されたとき、必ず何回もサンキューを言います。世界のトップ100位にいたクリスティーンコーチもアカデミーでよくコーチをしますが、彼女も必ず何かある都度にサンキューを言ってくれます。恥ずかしいから相手の目も見ないとか、挨拶もしないとか、御礼も言わないとか、そういうことは絶対ないです。
日本では「ありがとうございます」と言う言葉を一般的にあまり使わないようですが、ありがとうって実はとてもとても大事な言葉で、繰り返し言うことで、奇跡が起きる、、って言う本を読んだこともあります。日本人だからありがとうは言わなくていい訳ではありません、やっぱりオーストラリアにいる間は国際人としての振る舞い方を学んで欲しいので、みんなに「ありがとう」は大事にしてもらいたいなと思いました。
そしてそのありがとうを伝えることで、言われた人はとても良い気分になります、友情関係も築けるのです、あの時は助けてくれてありがとう、いう会話から見ず知らずの大会で出会った選手に伝えてみたら、そこから会話がスタートしたり、一緒にダブルス出ない?って言われることもあるかもしれません。
私ももっと一日の中でありがとうという感謝の気持ちを持たなくてはいけないなと思う今日です。