バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

ジュニア選手を支えるご父兄

2020-07-22 09:57:00 | テニス留学


オーストラリアでは日本のように公共の交通機関が便利ではないところが多いので、大会に行くのにジュニアだけで行くということはあまりなくて、特に低年齢のお子さんたちだけで電車に乗ってどこかに行く、ということはなく、ご父兄が車を運転して送り迎えをすることがほとんどです。私自身も遠いところに行くときは緊張して前もって地図をみて、、、迷いながらということもよくありました。

その上、今は大会のエントリーはすべてオンライン、テニスオーストラリアのオンラインエントリーに慣れたかと思えば、今度はUTR.UTRのサイトも慣れればどうってことないのですが、それを教える立場のこちらからすると、ご父兄も大変だなあと思います。

特に海外から仕事や移住してきているファミリーには最初はなかなか大変なことと思います

また親として、どこまでやってあげるのが、よいのか、自主性も養わなくてはならないから、お母さんが有能すぎて、何でもできてやってしまいすぎるのもよくないし、そのバランスがなかなか難しいものだなあと自分もテニスをする子供たちの親なので、思います。
テニスに関してもテニスを知っているご父兄とはやりくりしやすいですが、コーチに任せてもらいたいし、コーチの深い思いを理解してもらいたいし、どういう意図で指導しているのか受け入れて、コーチとの信頼関係とても大事です。

最近個人的に若い世代のご父兄を見て思うのは、少し前になりますが、テニスが最強だったオーストラリアのその時代のやり方をもっと知ってもらいたいなと思うことです。テニスでは歴史があるオーストラリアなのだから、その時代素晴らしい選手だった方が各地にまだまだたくさんいます、そういうレジェンドから話を聞いて、どんなに時代が変わり、テニスのスタイルやラケットが変わっても、精神は変わらないと思うし、伝統を知り、オーストラリアのスポーツに対する考え方をもっと知る努力をしたら、みんなもっと強くなれるような気がしています。単なる勝ち負けではない、単なる進学のために成績を、じゃなくて、スポーツにはもっと深くて人を成長させてくれるものがあるということも知ってもらいたいなと思う日々です。kakigoorikujira