バークレー友子のテニスアカデミー日誌

オーストラリア、シドニーで30年目になるテニスアカデミーでの様子を書いています。よろしくお願いします。

あの小さな男の子は今。。。

2019-04-19 12:39:00 | テニス留学
このウェブサイトに紹介されている留学生のマサ君、4月から社会人として日本で仕事をしています。
マッコーリー大学の卒業式に出席するためにオーストラリアに戻ってきて、アカデミーにも顔を出してくれました。

15歳の時、よく”あの小さい男の子上手ね”と、小さい、を形容詞で使われていたその男の子は、実はとっても大きな男の子、ではなく大きな大人に成長しています。身長が伸びただけなのではなくて、彼がとても大きく見えるのです。

英語も話せなかったし、ホームステイをしながら日本では想像もつかない出来事に出くわし、最初のうちは試合では勝てなかったし、病気になったり、けがをしたり、入院した時が一番つらかったのではないかとも思います、勉強も大変だったはず、それでもすべて自分で乗り越え立派に周りから頼りにされる、社会人(リーダー格)となった姿を見てとても感動しました。9年もオーストラリアにいたから日本ではどうだろうという私の心配はすぐに消えました。

テニス留学ってプロになる人だけのものではありません、誰でもウェルカムです。またテニスが上手になるだけのものでもありません、オーストラリアでいろいろな人と関り、それを受け入れ、いろいろな考え方を知り、失敗もたくさんして、テニスのトレーニングを通じて培った多くのことが、実は生きていくためにとても大事な力となりこんな風に活かされる素晴らしいものだということを私自身再認識できました。

すべてはご両親のサポートなしには達成されませんでした、養子に出した息子のつもりですから、と言って9年間すべて任せてくださったご父兄、私たちを信じて任せていただけたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

きっと彼はもっともっと大きくなれると思います、第二の父母として、オーストラリアから応援しています。






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