バイオエンジンの底力

こちらもほったらかしにしている水槽。
先ほどのものと同じ富栄養化した水が入っているにもかかわらず
藻類の発生は見られません。
水もほぼ透明のままです！
よく見ると水槽の底に長く伸びた水中根が見えますが
このサンパチェンスの根が過剰栄養分を吸収し
藻類の発生を抑えているのです。
あらためてバイオエンジンの底力を感じます。
特殊な薬剤の使用をやめて安価に作れる仕組みに変えたⅡ型エンジン。
それでもこのように確実に浄化してくれました。
この実験は今月行われる日本植物学会で
２年生によって公開される予定です。

富栄養化

サンパチェンスによる水質浄化実験。
すでに実験は大成功で７月下旬に終了しています。
すぐ片付ければ良いものの、ほったらかしにしていたら
こんなにも緑の藻類が繁殖しています！
もちろんなんだか変な臭いもします。
これは何の対策もしていない区なので
まさに富栄養化による水質汚染が発生しているところです。
北国ではそれほど大問題になっていませんが
関西ではため池がこのような状態になり
深刻な環境問題を引き起こしています。
またアジアの国々でも工場や生活排水が川に流れ込み
同様の問題となっています。
チームはこの２年間、そんな環境問題に取り組んでいます。