花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

葉とらずリンゴ

2014年09月17日 | 園芸科学科
これは第1農場で栽培しているシナノスィートというリンゴです。
シナノシリーズはスィート、ゴールド、ピッコロなどいろいろありますが
とても食味が良く人気があります!
でも良く見ると赤い肌にむらがあります。
葉の下で光が当たりにくい箇所がこのように黄色のままなのです。
リンゴは光合成で合成した糖を葉に蓄えます。
ところが一般にリンゴ栽培はきれいな赤い実にするため
収穫が近づくと果実周辺の葉をとってしまうのが普通です。
逆に味を優先して葉を摘まないとこのようなリンゴになるのです。
このようなリンゴを「葉とらずリンゴ」といいます。
みなさんは味と色、どちらを優先しますか?
20年ほど前、生徒と東京でリンゴのアンケートを行ったことがあります。
この活動には味の違いを説明して
葉とらずの魅力を伝えようという意図がありました。
ところが東京のほとんどのみなさんが指示したのは赤い色。
リンゴは何がなんでも赤くなければだめ。
味よりも色という予想外の回答がほとんどでした。
曲がったキュウリはだめ、リンゴは真っ赤なものでなければだめ。
日本人ならではの感覚が農作業の軽減に立ちはだかっています。
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紅玉?

2014年09月17日 | 園芸科学科
園芸科学科の3年生がリンゴを食べていました。
落っこちたリンゴを拾ったのか、
木から勝手にとったのか分かりませんが
なぜか酸っぱいと叫んでいます!
おそらく紅玉を食べたのではないでしょうか。
紅玉は昔からの品種で強い酸味が特徴です。
かつてはそのまま食べていましたが
いつの間にかジュースやアップルパイなど加工用として
脚光を浴びるようになりました。
名農のジュースにも紅玉がたくさん使われます。
したがって一般に市販されているジュースと違い
甘ったるくない酸味のある味となり人気です。
さてどんどん収穫時期が近づいている名農の第1農場。
これからは虫害や鳥害よりも
お腹をすかした名農生の食欲から
リンゴを守ることが必要な時期になりました。


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Think Different !

2014年09月17日 | 研究
チーム・フローラフォトニクスは植物と光の関係を探る植物研究グループですが、
ビジネスプランを考えるという特技もあります。
チームは頭の体操として毎年楽しく挑戦しています。
地域の魅力を考えてどうビジネスに活かすか妄想することは
考える訓練にもなりとても楽しいものです!
しかし面白いことに自由に考えて良いはずなのに
どこかにチームの研究成果が盛り込まれるから不思議です。
ところがチームの研究そのものがユニークなため
ビジネスプランでも毎年のように高く評価されています。
さて現在も3年生が突拍子もないプラン作りに取り組んでいます。
そんなメンバーにアップルのスティーブジョブスの
あまりにも有名なったキャンペーンの言葉を贈ります。

クレージーな人たちがいる。
反逆者、厄介者と呼ばれる人たち。
四角い穴に丸い杭を打ち込むように
物事をまるで違う目で見る人たち。
彼らは規則を嫌う。彼らは現状を肯定しない。
彼らの言葉に心をうたれる人がいる。
反対する人も、賞賛する人 も、けなす人もいる。
しかし、彼らを無視することは誰にも出来ない。
なぜなら、彼らは物事を変えたからだ。
彼らは人間を前進させた。
彼らはクレージーと言われるが
私たちは彼らを天才だと思う。
自分が世界を変えられると
本気で信じる人たちこそが
本当に世界を変えているのだから...。
Think Different !
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