７０年のご愛顧に感謝！

秋祭りに使う大きな看板を作っています。
今年は名農が誕生して70年。
11月にはたくさんの方が参加して
記念式典が盛大に開催される予定です。
地元の方に愛されてきた名農。
秋祭りでは長年の感謝へのお礼をこめて
この看板を持って歩く予定です。
9月は八戸で名農ファーマーズマーケット、
11月は名農祭と70周年記念式典！
地域と密着した行事が続きます。

秋祭り

今日9月8日から10日まで地元名川の秋祭りが行われます。
今年も名農は神社の旗持ちや流し踊りなどに
全校生徒で参加する予定です。
さて面白いことに全国の農業高校の多くは
地元の祭りに参加しています。
それはなぜでしょうか？
祭りの多くは農業を背景にして誕生しています。
今年も無事収穫できますようにと神々に祈願する春祭り。
豊作御礼の気持ちを神々にあらわす秋祭り。
いずれも自給自足していた先人の暮らしから生まれた行事です。
農業には農村文化を継承するという大切な役割があります。
農業が廃れたら地元の祭りの意味も、郷土料理や風習の意味も
わからなくなってしまう。つまり私たちがどのようにして
現在にいたっているかがわからなくなってしまうからです。
20世紀は経済力をもたない田園風景よりも
経済効果の大きい高速道路の方が大切と考えた悲しい時代。
その影響で失われたたくさんの有形無形の農村文化があります。
そんな反省も含めて農業高校では１年生でこの役割を教えることになっています。
教科書で学ぶだけでなく実際に体験して継承すべき農の心を学ぶ！
農業高校が祭りに参加するのにはこんな意味があるのです。