花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

子よりも孫に期待

2015年07月06日 | 環境システム科
今年、テレビや新聞で話題となった環境システム科のイチゴ。
立体型水耕栽培装置で栽培されています。
今は収穫も終わり、静かな温室になりました!
しかしご覧のようになにやらスポンジのようなものが
根に巻かれているものをいくつか発見しました。
おそらく来年のために苗の準備をしているものと思われます。
ご存知の通り、イチゴは親株から伸びた
ランナー(ほふく枝)を育てて苗にします。
畑であればランナーの先にできた苗をポットの上に置いておけば
勝手に根付いて苗となりますが、この立体装置では
ランナーが宙にぶら下がるのでうまくとれません。
そこでスポンジを巻いてそこに根付かせようとしているようです。
この装置に植え付けられる子苗は数百株。
購入するととても高額なので、うまく子苗がとれることを期待しています。
さて親株から伸びた子苗からはまたランナーが伸び
その先にも、さらにその先にも苗ができます。
これを子苗、孫苗、ひ孫苗などといいいます。
普通、苗にするのは1番目ではなく2~3番目のものを使います。
理由は親の病気などが1番目は受け継ぎやすいこと、
また1番目は花が多く小粒の果実が多くなることなどが理由。
子よりも孫やひ孫が優秀とは悲しい話です。
コメント

実験は夏休み

2015年07月06日 | 研究
これは2年生が生育調査をしているサンパチェンス。
春は小さな苗でしたが、今ではこんなにもきれいに咲いています!
チームは一昨年からサンパチェンスを活用した
環境浄化活動に取り組んできました。
最初は空気浄化、次は水質浄化とターゲットを変えても
サンパチェンスは見事に期待に応えています。
さてこの2年生はこれらとは別の視点で
サンパチェンスの活用を考えています。
手入れの甲斐あって、こんなに育ったサンパチェンス。
いよいよ本格的な実験が始まります。
しかし7月の名農は体育祭で大忙し。
課題研究の授業があと2回しかありません。
どうやら夏休みに取り組むことになりそうです。
コメント