花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

宇宙船の中?

2015年07月16日 | 環境システム科
環境システム科の3年生は3つのグループに分かれ
春から水耕栽培経営に挑戦しています。
栽培している野菜は葉菜類がほとんどです。
植物には発芽適温というものがあり、
種類によって違いますが、
一般的にあまり高温になると抑制されてしまいます。
そこでどの法人も発芽育苗の際は、
施設園芸実験室の栽培実験室を活用しています。
なぜならこの部屋は温度を一定に保つことができるからです!
またレタスなどは赤色光を照射すると発芽が
促進されることが科学研究からわかっています。
この部屋では光の質も制御できるので
それぞれ好きな波長にして発芽を促しています。
そもそもLEDを活用した栽培はNASAが
太陽光を使えない狭い宇宙船内で食料を自給するために
20年以上前から研究を始めたのがきっかけ。
今では月での野菜生産など新しいプロジェクトが計画されているといいます。
みんな当たり前の顔をして気温と光を操作していますが
科学研究を栽培に応用するなんてなかなかできることではありません。
これも自由に装置を触ることができる環境にあるから。
宇宙研究から生まれた先端技術がここにあります。
そう考えるとこの栽培室が宇宙船の一室のように見えてきました。
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ラストチャンス

2015年07月16日 | 環境システム科
起業チャレンジでトウガラシを栽培していたある法人。
テストが終わって覗いてみるとすっかり姿が消えています!
どうやら病害虫にやられてしまったようです。
温室は病害虫が入りにくい環境にありますが
一度持ち込んでしまうと蔓延する恐れがあります。
なんとかそれだけは防いだようですが
今まで育ててきたトウガラシが廃棄されたようです。
そこで次に用意したのが手前に見えるインゲンの苗。
なんと彼らはインゲンを果菜用水耕栽培装置で育てようというのです。
それもつるありの品種です。
育たないことはないと思いますが、あまり見たことがありません。
もう夏になるので果菜苗が手に入るのはこれが最後。
彼らの法人にとってラストチャンスなので期待したいと思います。
しかし心配なのがインゲンのつる。
もしかしたらいたるところに巻き付く可能性があります。
またまた工業系の出番かもしれません。
昨日の高校野球、名農は三沢高校と戦い5対1で破れました。
しかし名門相手に大健闘しました。
応援してくださったみなさんに感謝いたします。
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