花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

京野菜

2019年11月28日 | 環境システム科
このところ度々紹介している簡易水耕栽培装置。
家庭用の金魚の水槽サイズ程度と小型ですが
誰でも簡単に葉物野菜を栽培できる優れものです。
現在、大学を目指す名久井農業高校生は推薦入試も終わり
期待と不安の中、結果発表が行われているハラハラドキドキの時期。
一生懸命努力した彼らなのできっと成果を上げてくれると信じています。
合格すると多くの人は親元から離れてアパートや寮で
一人暮らしをすることになります。
その際、炊飯器や冷蔵庫など家電製品を購入することになりますが
農業高校生こそ、この水耕装置を用意したらどうでしょう。
一人の食事ではどうしても野菜不足になります。
農業高校生なら栽培法は知っているはずなので
ぜひ自分で野菜を育てながらサラダで食べてほしいものです。
では問題です。現在、この装置で栽培されているものの中に
京野菜の姿が見えますがわかりますか?
それは水菜。壬生菜と並ぶ代表的な葉物京菜です。
現在はすっかり全国区になってしまい、
京野菜であることすら忘れがちなメジャーな野菜となりました。
今や生産量は京都より関東が多くなり、
私たち青森県のスーパーマーケットでも普通に手に入ります。
それどころかこの環境システム科の生徒もこの装置で栽培しています。
ずいぶん変わってきたものです。
さて面白い京野菜に鹿ケ谷かぼちゃがあります。
ヒョウタンの形をした日本かぼちゃです。
実はこのかぼちゃ、そもそもルーツは青森らしいのです。
昔、京の都は日本の中心地。いろいろな食材が全国から集まっていましたが
どうやら青森から持ち込まれた菊型の日本かぼちゃが京都で
ヒョウタン型に突然変異してしまったというのです。
数十年前栽培したことがありますが、青森でもちゃんと育ちます。
子どもは面白い形に興味を持つと思うので、ぜひ栽培してみてください。
なお味は日本かぼちゃ。西洋カボチャのようにそんなに甘くもなく
ホクホクもしていません。美味しいお出汁を染み込ませて食べる
いかにも京料理らしい食材です。
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学会発表

2019年11月28日 | 環境システム科
LED信号機は熱を発しないため
雪国では雪が付着して見えにくく危険である。
こんな地域ならではの課題解決のために
京都大学と研究している名久井農業高校環境システム科。
言い出しっぺのフローラが解散してしまったので
特命チームTEAM RED SIGNALSが現在研究を進めています。
そんな彼らの研究がある程度形になってきたので
本日、横浜で開催される学会で披露されることになりました。
聞いたところによるとどうやらポスターは英語表記。
予定ではTEAM RED SIGNALSから
代表2名が参加する予定ですが
もしかしたら英語で説明するかもしれません。
コント赤信号ならぬ
TEAM RED SIGNALS 恐るべし!
彼らがどんな成果を導き出したのか楽しみです。
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