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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

スタンドアローン?

2019年11月17日 | 研究
2019年4月に結成した環境研究班トレジャーハンターズ。
この春解散したチームフローラフォトニクスが失敗したり
途中で断念した研究の中から、磨けば光りそうなものを選んで研究しています。
ということはハンターズはフローラの延長線上にある研究チーム。
したがって彼らのTシャツにはTEAM FLORA PHOTONICSのロゴも入っています。
そんなハンターズですが実は今年、来年だけの期間限定チーム。
春になっても2年生の募集はありません。
お手本となる3年生のバブルボーイズがいますが、本当は彼らは環境班ではなく施設園芸班。
つまりハンターズは直属の先輩も後輩もいないちょっと寂しいチームなのです。
スタンドアローン(stand alone)という言葉があります。
孤立とか他と関わらないという意味ですが、まさに彼らの立ち位置を表しています。
結成時から頼れる先輩も、力になる後輩もいないのが最初からわかっていたため
とにかく今年は早く独り立ちするよう春からいろいろなものに挑戦してきました。
7月はボランティアの全国大会、9月は学会に2度参加。
びっくりするぐらい自信がなく、口数の少ない彼らをなんとかしようと
あの手この手で試練を与えてきたのです。
そんな彼らが今、初めてコンペに挑戦しようとしています。
今まで人前で発表する機会がなかったようで、なかなか自信がもてません。
まるで怯えてかたまって泳いでいる小魚のように見えてきます。
そのためフローラだったら2名もあればできる発表ですが、いろいろ検討した結果、
ハンターズは5名全員が何らかの役割を持って一丸となり発表に臨むことにしました。
不安を吹き飛ばすのは、今年の流行語にも選ばれた
「ワンチーム」となって必死に練習するしかありません。
放課後は何かと忙しい彼ら。課題研究ではしっかり計画を立てて
時間を無駄なく活用しては練習に励んでいます。
さてスタンドアローンという言葉には「唯一無二」という意味もあります。
彼らが取り組んでいる日本古来の技術「三和土(たたき)」を使った集水法は
農業土木科のない名久井農業高校にとって
今までも、そしてこれからも決して現れないだろう研究テーマ。
本日仙台で開催される環境系発表会で披露されます。
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夢が現実に!

2019年11月17日 | 環境システム科
おしゃれな小型水耕栽培装置です。
水槽ぐらいの大きさですが、ちゃんとエアレーションや
LED照明、換気扇がついている優れものです。
環境システム科は水耕栽培を学ぶ学科。
したがって1年生や2年生で、必ずこの装置を使って
水耕栽培のノウハウを実際に栽培しながら学んでいます。
今から10年前、2代目フローラの女子たちは
LEDを活用した水耕栽培はとてもきれいなので
アクアリウムのように室内で観賞用しながら栽培してはどうかと
京都大学で開催されたテクノ愛で提案し、入賞したことがあります。
確か「サラダリウム」という名前だったと思います。
その時はまだこんな装置などなく彼女たちの提案は夢物語でしたが、
今はこのように現実となりました。
時代はすごい勢いで進んでいるようです。
さて今、この装置を使っているのはハンターズ。
寒締めホウレンソウを研究するため育苗しています。
なぜなら外は気温がかなり下がってきたので
苗の生育が進まないからです。
ある程度この装置で育ててから本実験に入る予定です。
明日から1週間、修学旅行に出かけるハンターズ。
帰ってきたらいよいよ本番です。
さてそんな慌ただしいハンターズですが
本日、環境系の発表会に出場します。
彼らにとっては初めての口頭発表。それもコンペ。
結果はともあれ全力でぶつかってほしいものです。
ハンターズは今朝、杜の都を目指しています。
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