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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

悪い癖

2019年11月04日 | 研究
ハンターズの研究に光が根菜類の地下部に
影響を与えるのかというテーマがありました。
何でもかんでもLEDを照射したがるフローラの悪い?癖が
今もハンターズにも引き継がれているからです。
彼らがチャレンジしたのはミニダイコンとミニニンジン。
実験はミニなので2ケ月もかからず終わりましたが
ミニダイコンでは重量もポリフェノール総量もまったく変化ありませんでした。
そこで先日、ミニニンジンの調査が行われました。
左から無照射のControl、中央は赤色光、右は青色光です。
赤がやや大きいなど若干違いはありますが、大差はありません。
そして県の試験場から届いたポリフェノール総量の分析結果もほぼ同じ。
ダイコンと同じ結果になりました。
つまり光合成が盛んになる赤や青の光を照射しても
葉や茎と違って根は生育も成分もあまり影響を受けないということがわかりました。
このような実験データは見たことがないので
これはこれで意味があるのでしょうか、
変化を期待していたハンターズはがっかり。
2万円もの分析料を使ったので残念です。
フローラの失敗ネタからは、そう簡単に宝物は出てきません。
薬草で失敗、今回の根菜で失敗。
今のところハンターズの戦績は1勝2敗1分というところでしょうか。
まだ3つのテーマが残っていますが、
こちらもフローラが失敗したものなので期待できません。
負け癖がつきそうなハンターズです。
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コタツでミカン

2019年11月04日 | 
先日、ご覧のような緑色の柑橘を食べる機会に恵まれました。
名前は「カープチー」といい、沖縄名物のひとつです。
調べてみるとこのミカン、秋の短期間しか手に入らないようで
全国的にもあまり流通していないとのことです。
沖縄といえばシークワーサーやタンカンのイメージがありますが
こんな青く小ぶりの温州ミカンのようなものもあるんですね。
どう見ても酸っぱいイメージがありますが
食べてびっくり。爽やかな酸味と甘さもあり
見た目以上に美味しいんです。
さて近年、柑橘類が発ガン抑制効果があると農研機構が発表しました。
それもオレンジやグレープフルーツよりも
私たちがいつも食べている温州ミカンに
発がん抑制物質が多く含まれていたのです。
データによると「興津早生」や「杉山温州」という品種で
確かにネットでも温州ミカンのひとつとして普通に販売されていました。
またキンカンにも抑制物質が多かったようです。
オレンジやグレープフルーツなどの外国生まれの柑橘と違い
手で皮がむけるというのが日本の温州ミカンの強み。
さらに発がん抑制効果も加わりました。
冬はコタツでミカン、そして同じくガン抑制効果のある
リンゴを召し上がってください。
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