花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

アドレナリンが止まらない

2019年11月19日 | 研究
さて環境活動発表会が始まりました。
お話によると今年は応募者がいつもより多かったといいます。
全国大会に出場するには、まずは東北地区の一次審査、
つまり書類審査を突破する必要があります。
さらに東北地区の二次審査であるプレゼンテーションで
2位までに入らなければ出場できません。結構、シビアな大会なんです。
今日はその二次審査。したがってどの学校もみな素晴らしい活動内容です。
他校の活動に感心して見ていると、あっという間にハンターズの出番。
いつもながら感情を表に出さずポーカーフェイスで待機席へと向かいました。
さていよいよ発表が始まりました。間違いなく声が上ずっています。
3名で分担しながらの発表のため、個人の負荷も少ないはずですが
やはり緊張でしょうか、妙につっかかってしまうメンバーもいます。
倒れるんじゃないかと心配しましたが、それでもなんとか発表を終えたハンターズ。
名農の席に逃げるように戻ってきました。
発表者は3名とも極度のプレッシャーを受けたようで
「ちゃんと声が聞こえていましたか?」といつも冷静なメンバーが慌てています。
またもう一人は汗が止まりません。紅一点の彼女は終わっても手の震えが止まらない様子。
アドレナリンが噴き出しているようです。
PC操作でサポートにまわったメンバーにも異常が起きていました。
彼は発表者の読み上げる原稿に合わせて画面を切り替える役目ですが
なんといざ始まったら、自分の原稿がないことに気づいたそうです。
これもアドレナリンによるものだと思いますが
大切な原稿を忘れ、それを始まるまで気がつかないとは驚きです。
しかし何度も練習していたため、彼の頭の中には原稿が入っていました。
何とか記憶で対応したそうですが、危険な綱渡り。
九死に一生。まるでインディージョーンズのようです。
このように初陣のプレッシャーはハンターズをボロボロにしてくれました。
そんな彼らに計時役のメンバーが最後に見せてくれたのがこのストップウォッチ。
発表はルールで10分以内と決まっています。
学校での練習では9分15秒前後。ところが今回は9分58秒。
タイムを見てあらためて驚きの声を上げていました。
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We are Hunters

2019年11月19日 | 研究
先週末、仙台駅に近いビルの13Fに集まっているのは2年生のハンターズです。
大きな窓から市内を見物しているのではありません。
外を見ながら発表練習をしているのです。
実は東北地区の環境活動発表会がこのビルで開催され、彼らも出場したのですが
プレゼンテーションソフトを使っての口頭発表は今回が初めて。
百戦錬磨のフローラなら、本番前に少し声を出して練習した方が
喉も調子も良くなるし、何より安心することを経験上知っているため
黙っていてもそれぞれが自分をベストの状態に調整します。
ところが彼らは初めて。会場に知らない高校生がたくさんいるので緊張しています。
これではせっかくの練習の成果も出せないと思ったので
エレベーター前のこの広場で練習をすることを提案しました。
ここにいるのは東北各地から集まった12の高校。
農業高校は名農を含めてわずか3校しかなく
ほとんどがSSHやSGH、そして進学校の科学部です。
日頃の環境活動の成果を紹介し合うのが目的ですが、
2月に東京で開催される全国大会の予選会でもありみんなやる気満々。
それを見て、ますますハンターズは不安になっているようです。
さてハンターズが受付時に引いたくじには「6」という番号が書かれてありました。
これは12校中、6番目に発表するという意味です。
緊張しているため、最初だったらどうしようと心配していましたが
6番目ならちょうど中間なので、まずはOK。
あとは自分を信じ、仲間を信じ、練習どおり成果を披露するだけです。
昨年はTEAM FLORA PHOTONICS と Bubble Boysの連合チームによって
名農は最優秀を受賞しています。2連覇の声もありますがそんなの関係ない。
自分に負けるなハンターズ!
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