花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

伝統文化の継承

2021年02月06日 | 研究
先日行われたハンターズとJr.の解散会の様子です。
1年生のJr.が1年間の感想を述べた後は、
3年生4名それぞれからJr.にメッセージをもらいました。
卒業式でいったら送辞に対する答辞です。
Jr.出身のメンバーがたった一人しかいないハンターズ。
一生懸命活動するJr.の姿を見てきて、自分たちの1年生の時と
比べ物にならないぐらい頑張っていたときちんと褒めてくれました。
また来年もぜひそれぞれの研究班で活躍して欲しいとのメッセージもいただきました。
トレジャーハンターズは部活動ではありません。
名農は生徒数が少ないので部活動に必ず入る決まりになっているため、
どの生徒も放課後は部活動をしています。
今年のハンターズは卓球部2名、郷土芸能部の和太鼓奏者1名、
そしてアーチェリーで2019年の県団体チャンピオンのアスリートもいます。
つまり彼らは部活動と研究活動を両立させているのです。
そんな忙しい毎日の中、目の前で世界一になっていく先輩たちは
Jr.にとってレジェンド。まさに憧れの存在です。
こんな素晴らしい先輩たちから教わったのだから、
これからも研究活動を頑張りたいと頼しく答えていました。
フローラからバブルボーイズ、バブルボーイズからハンターズ。
そしてハンターズからJr.へ。研究活動を楽しむ伝統文化が継承されていきます。
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土俵際

2021年02月06日 | 学校
先日、第49代大相撲横綱「栃ノ海」関が亡くなったとニュースが伝えていました。
鏡里、初代若乃花、2代若乃花、隆の里、旭富士とともに
青森県出身の大横綱でした。心からお悔やみ申し上げます。
その少し前の昨年12月30日、「土俵際の相撲王国」という
ショッキングな見出しの記事が地元新聞に掲載されました。
これはなぜでしょう。記事を読んでみると現在、大相撲の現役力士は
わずか9名。全力士の1.3%しかいないからだそうです。
かつては高見盛、舞の海、安美錦、貴ノ浪などたくさんの力士がいましたが
なんと幕内力士は宝富士、阿武咲のたった二人。
確かにこれでは相撲王国と名乗るのも難しくなってきました。
その理由は大相撲を支えるアマチュア相撲人口の減少。
少子化のうえ、サッカーなど他のスポーツ人口が増え
地域に残っていた相撲を楽しむ文化が次第に消えかけているからです。
名久井農業高校にも立派な相撲の土俵があります。
高校総体で優勝したという記録は残っていませんが、
強かったといわれます。しかし10年以上前から部員はゼロ。
数年前、とうとう廃部になってしまいました。
部員がいないのに存続させていたというところに
名農関係者の相撲部復活への強い願いが感じられます。
ハンターズは今年度、この土俵があったからこそ
三和土を身近に感じられただけに、この記事はなんだか寂しく感じます。
今はアマチュアの大会もコロナで思うように開催できず、
相撲の存在が薄れてしまうのが心配ですが、土俵には徳俵があります。
知恵を出し合って形勢逆転といきたいものです。
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