花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

空白の1ケ月

2021年02月21日 | 学校
どの高校でも年度末にいろいろな発行物を作ります。
名農も生徒会誌やPTA新聞、農業クラブ機関誌などたくさん作りますが
その中のひとつがこの「名農広報」。
学校が3月1日の卒業式に合わせて毎年発行する新聞です。
今年の新聞のゲラがあがってきましたが、
ご覧のようにトレジャーハンターズの世界グランプリがトップ記事です。
確かこの数年間、面白いことにトップはすべて研究活動。
それだけ名農が研究活動で活躍しているということになります。
おそらくこれが最後の校正。2月下旬には印刷された新聞が届くはずです。
さていつも気になるのですが、掲載されない空白の1ヶ月があるのです。
新聞のネタになるのはいつも新年度の4月から始まり、
3月1日の卒業式に発行するので頑張っても2月中旬まで。
つまり3月の記事は一切新聞には掲載されません。
それどころか学校の沿革にも記録されない場合がよくあります。
たかが1ヶ月、されど1ヶ月。空白期間も名農生は活躍しているのです。
特に2020年の3月はハンターズが内閣総理大臣賞と日本水環境学会から
最優秀賞をいただいています。これが名農の歴史に刻まれないのは
あまりにも悲しので今回はお願いして、なんとか遡って記録してもらいました。
昔プロ野球に「空白の1日」という事件がありましたが
学校でも存在しながら存在しない不思議な時が発生することがあります。
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モールド

2021年02月21日 | 研究
缶ジュースのような筒がたくさん並んでいます。
これはハンターズが三和土の強度試験のための供試体を作るのに用いたモールド(型枠)です。
そもそもコンクリート用のものですが、ハンターズはこの筒の中に
三和土を詰め込んでは何本も固化させました。
モールドは金属製、プラスチック製などいろいろなものがありますが
中から三和土を取り出す時は壊してしまうので、一番安い紙製を購入しました。
とはいっても需要が限られているためか1セット40〜60本入りで2万円弱と高額。
これには驚きました。しかしハンターズが製作する供試体は100種類を超えます。
したがってモールドは2回目から100円均一ショップの紙コップになっていました。
何をやるにしても初めてのことばかり。決められた期間内で実験を終えるためには
なるべく失敗はしたくない。そんなことから最初は少し高くても既製品を選びましたが
やっていくうちにいろいろ学習して安価な代替品にたどり着いたというわけです。
現在、大量のモールドの廃棄作業をしていますが、紙と金属部分を分けるのに
思ったよりも手間がかかっています。
廃棄を考えると全部金属、全部プラスチックの方が楽だったかもしれません。
さて卒業まで秒読みに入ったハンターズにまたまた歓談の依頼が来ました。
どこかと思ったらびっくり。ヨルダン大使館です。
グランプリのお祝いということですが、雨の少ないヨルダン。
ハンターズのアイデアが活かせれば嬉しいと思います。
たいへん名誉なお話。予定は明日月曜日なので
資料を準備し失礼のないよう対応したいと思います。
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