花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

出番です

2021年02月26日 | 園芸科学科
園芸科学科の草花温室。
一足早い春を楽しんでいるのは草花だけではありません。
こちらは松の盆栽。それもずいぶん並んでいます。
昔、園芸科学科では盆栽の実習があり
生徒たちが小さな盆栽を仕立てて楽しんでいたのを見たことがあります。
しかしこちらの盆栽は何十年ものの本物。THE BONSAIです。
この中のひとつが晴れの卒業式に飾られるはずです。
はっきり覚えていませんが、式典に飾られるのはいつも同じ松のような気がします。
では、なぜこんなに松が用意されているのでしょうか。
もしかしたらエースの調子が悪くなった時のための控え選手かもしれません。
またこの松は地元の小中学校の卒業式にも貸し出されるようです。
きっと同じ日に行われるいろいろな学校に提供できるように
たくさん準備しているのかもしれません。
農業高校の盆栽ですぐ思い出すのが東京都立園芸高校。
日本で初めて園芸という名がつけられた歴史のある高校で
こちらには三代将軍、徳川家光公が愛された松の盆栽があり
今も園芸高校生によって大切に管理されています。
さらに昭和天皇お手植えの松や樹齢100年以上の
イチョウやハナミズキを見ることもできます。
ここまでくるとちょっとした文化財。倍率はいつも都立の平均を超え、
動物を扱う科は2.6倍。都会で植物や動物を学べる学校はこんなにも人気なんですね。
でも名農の園芸だっていろいろな植物があります。
日頃、温室にくるとどうしても色鮮やかな花に目がいってしまうと思いますが
こんな落ち着いた渋いやつもいるので、ぜひ見つけてみてください。
3月1日は卒業式。まもなく出番です。
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君を忘れない

2021年02月26日 | 研究
1月から着々準備してきたハンターズへの贈り物がすべて揃いました。
オリジナル卒業アルバム、Jr.からのメッセージカード、
2年間の画像、発表やエレベーターピッチの動画データ、
そしてスウェーデンの国旗柄のマグカップ。盛り沢山です。
本当なら絶景の北欧で味わった最高の緊張感と達成感が
一番のお土産なのですが、今回は残念。でも誰が悪いわけでもありません。
悔しいけれど、このコロナで右往左往した1年も思い出にして欲しいと思います。
早いもので今日は26日。卒業式まで秒読みに入りました。
式が終わるとすぐ入試。在校生はしばらく登校できません。
慌しくなりますがこの時期、私たちには先輩への感謝とともに
忘れてはいけないものがもうひとつあります。
それが2011年3月11日の東日本大震災。
今の高校生はまだ小学校に入るか入らないかの頃。あれから10年経ちますが
先日から地震が発生しており、いやでも当時の混乱が思い出されます。
そんなことからこの時期は、災害経験を風化させてはいけないと
いろんなところで避難訓練が行われます。
さて、この心のこもった贈り物を先輩に届けるのはもちろんJr.たち。
感謝の気持ちを込めて本日、お届けにあがります。
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