花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

プロトタイプは水冷

2021年05月01日 | 研究
ここにあるのは水を冷やすクーラー。
観賞魚の水温をあげないように取り付けるものです。
なんとチームはこのようなクーラーを6台も持っています。
なぜなら2016年から2017年にかけてフローラ は水中植物工場など
水に特化した研究に取り組んでいたからです。
当時のチームは自称「TEAM AQUA PHOTOINICS」。
暑い温室で水遊びをするように楽しく取り組んでいました。
これはその当時、メンバーが活用していたもの。
でも記憶が正しければ6台のうち半分は壊れたと話していました。
家庭用の装置なのでどうしても耐久性がないようです。
さてそんなクーラーを3代目環境班フローラハンターズが引っ張り出しました。
なぜなら主任研究員の男子が計画しているのは水耕栽培。
しかし栽培は加湿に弱い植物なので、一般的な方法では無理と判断し
今までにない装置を製作しました。
早ければ連休明けに栽培スタートを計画していますが、大きな問題もあります。
それが養液の温度上昇。プロ用の大型の水耕栽培装置なら液量がたっぷりあり
気温が上昇してもそう簡単に水温は上がりませんが、ハンターズの装置はプロトタイプ。
小型なので温室ではかなり気温の影響を受けそうです。
また水槽内の養液を直接冷やせば良いのですが、小型なのでそう簡単に行きません。
そこで考えたのは栽培装置そのものを冷やした大きなプールに浸すこと。
つまり間接的水冷方式です。かつてフローラJr.はクーラーから伸びるチューブを
鉢の中に這わせ土を水で冷やすアイデアを考えたことがあります。
しかし装置は完成しましたが栽培のタイミングを逃し頓挫。
ハンターズはそれをさらに効率的に冷やせるよう発展させたのです。
クーラーは試運転したら問題なく動きます。
スタンバイOK。後は植物を待つだけです。
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名久井農業高校 野菜苗販売2021

2021年05月01日 | 学校
名久井農業高校は小規模校ながら地域に愛されてきた学校です。
地域の方が楽しみにしているは、なんたって名農祭と野菜や果樹、加工品の販売。
しかしそれに匹敵するぐらいたくさんの方が来校されるのが
ご存知、春の野菜苗販売です。
生物生産科と名農の農場部門が提供する苗は高品質なので
地域の皆さん、特にプロの農家さんに大人気です。
ところが昨年はコロナの感染拡大で販売は中止。
当てにしていたみなさんは、とてもガッカリしたといいます。
それは苗を生産した生徒たちも同じ。目の前に並ぶ立派に育った苗を
みなさんに提供できず残念な思いをしたものです。
では2021年はどうなるのでしょうか。
嬉しいことに、現在の計画では販売会は実施の予定。
予定日は5月13日(木)と14日(金)の2日間。
しっかり感染対策をしながらみなさんの期待に応えようと計画が進んでいます。
もちろん通常のようにたくさんのみなさんが同時に会場には入られませんが
いろいろ工夫しているので、2年ぶりの販売会を楽しんでもらえると幸いです。
なおコロナ次第では変更になる場合も想像されます。
詳細は学校HPに掲載されていますのでお確かめください。
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あの・・こんなんできましたケド ?

2021年05月01日 | 研究
珪藻土を用いた三和土作りに励んでいた2代目左官屋ハンターズ。
実はこんなものを作っていました。
これはB4サイズぐらいのプラ箱。
その内側に1cmほどの厚さになるよう塗っています。
またよく見ると箱によっては側面に穴が開いています。
これは中の温湿度、二酸化炭素濃度などを測るための
測定器とコンピュータを繋ぐためのもの。
そういえば春休みに熱でプラスチックを溶かす
スチロールカッターを使って上手に切っていました。
また彼が用意した箱には木製のものもあります。
そしてこちらにも珪藻土で底面と側面が塗られています。
予定ではまもなく固化するはず。
すると連休明けにはやっと実験を行えると思います。
新研究は何をやるにも初めてなので手間がかかります。
しかしそれを楽しむフローラハンターズです。
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