花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

日本固有種

2021年05月20日 | 学校
きれいな薄紫の花が咲いています。
これはシラネアオイ(白根葵)という貴重な日本固有種です。
分類上、キンポウゲ科に分類されますが、
その下の属はシラネアオイ属、さらに下はシラネアオイ種。
つまり他にこの仲間がないことから1属1種といわれています。
花の姿がタチアオイに似ていることからシラネアオイと呼ばれますが
フヨウの花にも似ているので山芙蓉と呼ばれることもあるようです。
ではシラネとはなんでしょう。これは日光の白根山。
白根山に多く自生していることから名づけられたということです。
しかし昔から目にしていますが、どことなく
クリスマスローズに似ているような気がします。
なぜならどちらもキンポウゲ科。似ていておかしくありません。
でもこんな上品な色のクリスマスローズの花はありません。
まもなく初夏、日本らしい控え目な薄紫をしばし鑑賞しましょう。
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夏が来る前に

2021年05月20日 | 研究
これは先日、フローラハンターズが播種したコマツナ。
小松菜は東京江戸川区の小松川地区で栽培され始めた年中栽培できる葉菜です。
秋冬だと収穫まで2ヶ月以上かかりますが、夏場だったら30日弱。
あっという間に育つので、研究用としてとても重宝しています。
その小松菜にやっと本葉が出てきました。
ここまで来るとこっちのもの。どんどん成長してくると思います。
実はこのコマツナ、フローラハンターズとJr.が水耕栽培の実験で使うもの。
しかしこのところ気温がぐんぐん上がり、実験を行う温室はもう真夏。
したがって水耕栽培しても養液の温度がすぐ上昇してくると思われます。
生育に影響が出ないよう液温はなんとか25度ぐらいで抑えたいものでが
こればっかりはなんともいえません。
それをいくらでも避けるためには夏が来る前に栽培を終えるのが一番。
もう装置の準備はできているので、あとは苗が育つのを待つだけ。
早く大きくな~れと毎日、温室に顔を出しては応援しています。
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