「人間が幸福であるための条件」
1 自分の生活の基準となる思想をもつこと。
2 よい家族と友だちを持つこと。
3 意義ある仕事を持つこと。
4 閑を持つこと。
第一次世界大戦中のイギリス外務大臣、エドワード・グレイの言葉を
土曜日に 月に一度の実技指導でH先生が紹介なさって
「クライエントは、どこが欠けているのかと考えながら話を聴いているのよ」
と教えてくださいました。
1 納得のいく人生観をお持ちですか?
私の場合は「人生では、不幸も幸福も長くは続かない」という
考え方をするので、苦しい時には、いずれ変化すると思うし
順調すぎる日が続くと、そろそろ何か起きても仕方がないと想定して
とりあえず、今日の居心地のよさに感謝する。
他にも仕事観・家庭観などを持って生きると良いのだけれど
できれば、ポジティブな仕事観や家庭観であって
照らし合わせるたびに、気持ちが楽になる考え方がいいと思っている。
2 家庭と友達を持っていますか?
友達を持つと、どこが変わると思いますか?と訊くと
友達が一人もいないという人の多くが、
困ったら助けてくれる 一緒に遊ぶ 寂しくなくなる
と教えてくださいます。
そして、必ず どうしたら友人ができるのか質問されるので
「何かあなたができることを提供すると、友人になるチャンスを得るもんで
挨拶でもいい、笑顔でもいい。その場のゴミ拾いでも、本の整頓でも
見てないようで、人は見ているもんだよ」とアドバイスします。
私は友人も家族も、求めるというよりは 与える対象だと考えていて
あの人に恥ずかしくない私であろうと、努力し
どうしたら役に立てられるかを考えて 関係を維持します。
恋人ができると、空き缶を道に捨てなくなり 優しくなって
マナーがよくなる若者がいるのは、恋人としてどうよってところでしょう。
相手のことを少し尊敬できて 大好きで
こんな時にあの人だったらどうするだろうと考えることができて、
たまに会っておしゃべりして いっぱい笑って、
気遣って、心配して、喜ばせているうちに、幸せを感じています。