5月2日に伯母が入院しました。
せん妄があったものの
面会に行くと、2時間ばかり部屋に居て
肩のあたりを撫でたり
互いに一方的に話す交流ができたり
(痛みを訴えられなかったのかもしれませんが)
苦しそうに見えないことが
私にとってはありがたいことでした。
5月26日に行った時、酸素マスクをして
点滴の針が血管に入りにくい状態でした。
看護師さんが懸命に
どこかで点滴できる場所がないか探しておいででした。
5月27日に行くと、点滴は止まっていました。
積極的な治療はしない方針でしたから
死期が近いことを覚悟しました。
時々大きなあくびをする伯母のそばで過ごしていると
1時間ほどして状態が変化しました。
親族へ連絡して、母を連れてくるために
「ちょっと出かけてくるよ、また後でね」
と病室をでたのが 15:10。
その30分後に息を引き取ったそうです
98歳でした。
6月2日が祖母の命日で
「婆ちゃんが迎えにきてくれた」と
京都の叔母が電話の向こうで言いました。
5時過ぎに母を連れて病室にもどると
主治医が臨終の診察をしてくだり
伯母の身体を病室で拭いて
退院用に持参していた洋服を着せてもらいました。
眠っているようでした。
今日は午後3時頃に喪主の長男が関東から帰省しますから
それまでは通夜室にいて、後を任せて帰ります。
「また後で」と口約束して
「ありがとうございました」を伝えないまま
すぐに 伯母と再会できなくなりましたが
いつでも会えると思って、先延ばしにしていると
この世では逢えずじまいになりそうな人が何人もいます。
せめて、
もし今日で逢えなくなっても悔いなし、とばかりに、
その人と過ごす時間を大切にしたいです。