小雨の中、産業カウンセラー実践講座。
駐車場が混むのを見込んで1時間前に到着すると
楽器を持った子供たちと、きれいなお母さんたちが
小走りで会場から帰宅しているところだった。
12月と1月は同じ相手とペアを組んでいる。
連続した相談の経験は、現場に即した練習になる。
長谷川先生のお話を拝聴する。
「実際に自分が体験してみて、はじめてわかる。
少し話を聴いただけでは、人の気持ちはわからない。
解決よりも共感が大切」
ロールプレイで、否定されないで話を聴いてもらうと
これほど楽になるものなのかと実感する。
悩んでいる時というのは、
頭では理解したのに、気持ちが追い付かない葛藤状態である。
理屈はわかるよ、でも、私は納得できない。
ウダウダ ウダウダ ウダウダ
私の不平・不満を 言葉にして、整理すると、
具体的に 理由の尻尾が浮かび上がってくるのを感じる。
気づきである。
それは 私の価値観や、経験や、防衛だったりする。
思い込みや我儘かもしれない話を、遠慮なく語れるとしたら
安心できる安全な環境が必要で、叱咤激励されたら萎えてしまう。
現実をどう受け入れるかを
私なりに懸命に模索するわけで 時間がかかる。
その場の思い付きで、正論アドバイスを頂戴しても
そんなの 百も承知である。
自分自身でもわからない、とらえどころのない うっとうしい話に
誰が50分も真剣に付き合ってくれるだろう
心理カウンセラーである。