朝霧が緩やかに漂っているようなこんな風景では、インターバル撮影がもってこいだ。
動画にする場合ですが、ある程度時間の間隔をおいてシャッターを切り、編集の段階でつなぎ合わせるという手法。
つまりパラパラ漫画の原理と同じです。
肉眼ではあまり動きがわからないのですが、インターバル撮影で捉えると、まるで霧が動き回っているかのように見えるのです。
私の動画撮影の場合は、ストレートに撮る手法が主で、以前はインターバル撮影なんか邪道だと思っていました。
ところが一度撮り始めると、これが結構面白い。
美瑛など広大な風景は、風などで動きが付かないとまるで静止画のように写ってしまいます。
撮影し終えたカットを見ると、「もう少し何かがほしい」ということになるわけです。
そこで始めたのが、今さらですがこの撮影方法。
5Dの場合はタイマーリモートコントローラー(TC-80N3)を使用します。
これはタイマー機能を内蔵したワイヤードリモコンで、設定した秒数ごとにシャッターを自動で切ってくれるというものです。
あくまでも私の撮影方法ですが、霧や雲など比較的速い動きのあるものは1秒ごと、木の陰や太陽、月の軌跡などの撮影は3~5秒くらいに設定します。
延べの撮影時間は被写体にもよりますが、通常は10分くらいで、日の出などを狙うとなると1時間くらいになります。
人によっては24時間撮影するという方もいますが、私は性格的にそんなに待てないので、ほとんどが10分程度です。
データ設定は1,920ピクセル以上あれば充分ですので、S-RAWで行います。
ただ、シャッター枚数は1秒ごとで撮影したと仮定すると、1分間に60枚なので10分では600枚になり、長いと更に多くなります。
特に厳冬期での撮影では、プレビュー画面で行うので、バッテリーの消耗がかなり激しくなってしまいます。
今年1月頃、氷点下25度くらいの時にこのインターバル撮影を行っていたら、30分ぐらいしてエラーになってしまいました。
おそらく寒すぎたのでしょう、カメラの防寒対策も必要になってきます。
北国ではちょっと過酷すぎましたね。
編集方法などは次回にご案内致します。
タイマーリモートコントローラー(TC-80N3)