以前から予告編を観て気になっていた映画を観てきました。
それは、「太平洋の奇跡 ~ フォックスと呼ばれた男」 竹野内 豊さんが主演です。
太平洋戦争末期のサイパン島玉砕から、最後は47人の隊になりながらも、7万人ものアメリカ軍に立ち向かい、
また、200人の民間人を守り抜いた、実在の人物 大場 栄大尉の物語です。
終戦を迎えてもアメリカ軍に降伏せず、山を下りず交戦し続け、最後は上官(天羽少将)の命令書でやっと12月1日に投降。
この誇り高き魂の行動は、同じ日本人として感動です。
苦しく、恐ろしく、辛く、悲しいことばかりで、楽しさや嬉しさなんかは出てきません。
そのため、結構重いです。
それでも、こんな悲惨な事実が65年ほど前にあったかと思うと、信じられないくらいです。
平和な時代に生まれ、平和に生きる私は、何て幸せなことでしょう。と改めて感じさせられました。
そして、いつも思うのは、どうして昔の人はあんなにしっかりされていたのだろう?ということです。
この大場大尉も、当時32歳。現在48歳の私では、とても比較になりません。
自分の未熟さに反省です。
大場大尉は、復員後、会社社長、愛知県蒲郡市の市会議員をされ、1992年に亡くなられています。
先日、テレビで大場隊47名で唯一生きておられる方が紹介されていました。
スッゴイ経験をされたその人の言葉も重かったです。
そんな状態で、映画を見終えた私、ずっしり重い気持ちで映画館(敦賀)を出てきたところ、遠くにフェリーの姿を発見。
敦賀でフェリーと言えば、北海道。
あぁ~、北海道行きたい!
もう、平和な現代に戻ってしまいました。