poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

洋白とインド布

2009-04-07 23:30:46 | 私のお気に入り
私の語彙の隅っこになんとなくころがっていた「洋白」という言葉。。。
洋白=洋銀、またの名を ニッケルシルバー。
それが「銅+亜鉛+ニッケル」の合金…だということを確認したのはつい最近のこと。
スプーンなどカトラリーに使われている、優しくてどこか暖かみを感じさせる金属……
実は、そんな漠然とした認識にとどまったままの時間が過ぎていた。。。

この洋白のバターナイフとの出会いは、ちょうど1年前の京都。
流れるようなフォルムの美しさと鎚目のやさしさにほとんど一目惚れだった。
作り手は、金属造形作家の坂野友紀さん






小さなハンドルのついた直径5.5cmの容器もやはり洋白。
作者はわからないが、同居人が旅先で見つけてきたもの。
ヒュイっと細いハンドルがついているの(手前)が、その同居人の愛用品。
太めで短いハンドルの方(奥)がBoccoの。。。
どちらも今のところ、それぞれのアクサリー入れになっている。

グレーと紫青のインド布。。。
鮮やかな青色に惹かれて手に入れたというのに
使いこなすことができないまま時間が過ぎた。
そろりそろりと近づいたり離れたり、そんなつき合い方の15年を経て
ようやくなじんできた…と思えるようになった。

人とのつき合いと同じように
距離を測りながら接するうちに
物たちとの無理のない良い関係が生まれてくるように思う。