あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

タロットカードも面白いよね

2016-05-03 | from:sachiaki
この間の文学フリマでゆりいかさんにオススメしてもらった「思考ツールとしてのタロット/米光一成 著:師匠との対話編 」を購入しておりましてん、さっき読了いたしました。
どうやら以前にされた講座をまとめたもののようで、話し言葉で書かれているのでスルスル読めましたよ。

この『思考ツールとしてのタロット』にある通り、とりあえず自分の思考の師匠を決めるらしくて
1枚目を引けっていうのなるべく心が無になるまでシャッフルした後引いてみたところ「星」。
私が師匠として心の拠り所にするカードは17番目のカード「星」。意味は希望。
まぁ出た時、逆位置だったので微妙ですけどね。

でもこの「星」の意味が希望っていうのには少し嬉しくて、ちょっとだけ運命みたいなものを感じてみたり。
自分の名前には「希」って入っているんですよね。

「希」は漢字辞典で原点を調べたりすると不吉な文字だったりするし、
「希望」自体も「絶望」に類するものなので調べれば調べるほど悲しくなったりもしたけれど
、絶望の中にある一条の光。望まなければ見ることも知ることもなかった絶望に、それでも差し込む一つの明かりってことで割と気に入っていたりします。

乙一さんの古い短編小説の中に「天帝妖狐」って話がありるんですけれど、
その話は体も弱く外にも出られない男の子が外へ出たいという望みと引き換えに化け物と取引し、
自分の体を怪我をするたびに取引した化け物と体が入れ替わっていくって話なんです。

色々あって彼が成人して、こんなに優しい人がどうして外に出たいという小さな望み一つと引き換えに、
こんな絶望を背負わなくてはならないんだろうっていう最後、
彼は人に迷惑をかけてはならないと人里を離れていって一人で生きていくことを決めるんです。
その前に過ごしたほんの少しだけの期間、心を通わせた女の子の想いだけを糧にして。

現実としてなんにも救われることはないし、
客観で見るだけではせっかく優しくしてくれた女の子とも引き裂かれたうえに、
今はもう化け物と変わらない外見をしつつも人一倍優しいところなど理解されないまま、
孤独を選ぶ心境やいかに……と思うと胸が潰される気持ちになりますけれど、
彼の中ではあの女の子と通わせた短い日々が光となって生きていけるっていうんですよ。

もう辛くて辛くて、何度読み返しても泣いちゃう話だけど、
きっとそれが本来の「希望」なんだろうなって今は思ったりして。

まぁ、そんなわけでタロットカードの「星」が出たのは嬉しかったりするんです。
絶望の中でも「光」となるものを師匠カードとできるなんて素敵だなーと。

ちなみに師匠カードには名前をつけないとならないそうで、
どんな名前にしようかなーってずっと考えて、
最初は「のぞみ」にしていたんだけど、カードも本も片付けようとしたところで
星の複数の意味に「ネットワーク」があったなーと……。
んで、あれ?希望と絶望とネットワークってさ、なんか攻殻っぽいなーって思った瞬間
あ、「少佐」にしようってなりましたw

今後なにかを考える時に一人問答する時は、
この「少佐」に語りかけるようにして物事を俯瞰してみたいと思いますw

なにいってんだお前?
っていう日記ですみませんwwww

文学フリマでの結果とか報告しろよって話ですけれど、
文フリ自体はめちゃくちゃ楽しみまして、本はあまり嬉しいっていうアレでしたけれど
その話をFacebookページで報告したら
なんと、ヴォイニッチの科学書さんのトークライブで委託販売させて頂けるということに><

もう小躍りする勢いでございます。
捨てる神あれば拾う神あり。

ありがたいことばかりでたまりませんな!
こういった幸運を少しずつでも返していけたら良いなーと
ぼくちん頑張ろうと思います。

てことで、7日のダイナーヴォイニッチのトークライブもよろしくお願いします☆モイモイ
コメント
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