あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

ダイナーヴォイニッチ600から始める科学生活へいってきました~:前半

2016-05-09 | from:sachiaki
私が尊敬してやまないサイエンスコミュニケーターさんであるおびおさんの
サイエンストークイベント「600から始める科学生活」へ土曜日遊びに行っておりました☆
>600ってなぁに?といえば、ヴォイニッチの科学書配信600回記念というビッグな数字でしたよ!


こんばんは。最近日記が滞りがちなsachiakiです☆てへぺろ

と、書く事たっっっっっっくさんあるのでさっさと始めてしまおうと思いますw

おびおさんのダイナーヴォイニッチといえばサブカルの情報発信基地阿佐ヶ谷にあるLoft Aさんなのですけれど、
今回は満員御礼で席が一つも余りが出ないからみんなで協力して詰めて座ってね☆というインフォメーション通り
本当に隙間もないほどピッチリ会場が埋まってしまって、
改めておびおさんの凄さ、ヴォイニッッチの科学書の人気の片鱗に触れた気がしました。
 そういえばトーク途中で一番最初は新宿のLoft PlusOneで開催されたって話が出てましたけれど
 私が新宿慣れしてたから気づかなかっただけなのか、女性には新宿のロフトってハードルが高かったのですね><
 そういった話も掬い上げて別の会場を選ばれる柔軟さにはさすがとしか言いようがありません!
 あ、でもでも今はプラスワンへの道も綺麗になってTOHOシネマズ新宿の前なら歩きやすくなりました。
 龍が如く0をやっていると昔の歌舞伎町が出てくるけれど、そういやそんなだったなぁと思いをはせる事ができます。<話逸れた

そんな気遣いも行き届いたトークイベントなので、どうやって科学と触れ合えばいいかわからない人も、
ぜひとも遊びに来て頂きたいのですよ!!!……と、のっけから力が入りすぎたかもしれないですw

えっと、そんなダイナーヴォイニッチですが、まずは配信600回に至るまでの経緯です。

ヴォイニッチの科学書が配信される前、Mowtonという番組があったそうです。
その頃はまだPodcastもなく、Webラジオという形態です。
おびおさんが自分の収集した科学のお話を誰かにアウトプットすることでインプットするという
楽しみを思いついてから、最初のターゲット層はそこそこ科学に馴染みある層に向けていたらしく
配信内容もまるで教科書のようなものだったそうです。
Mortonの時期は配信をしてもリスナーもほとんど0ベースに近く
そんな状態でもずっと根気強く配信されていたというので根気の鬼としか言いようがありません。
そんな中、ポンとある日を境にリスナーが増えたそうですが
その辺りを境に番組内容を一気に見直して600回を数えることになったヴォイニッチの科学書の誕生です。
それが2003年。

内容は難しいこともでもわかってくれる人へ向けてではなく
あえて科学のことなんか興味もない人をアシスタントに迎え、
アシスタントさんにでも内容が消化できるような話題や話し方を中心に置き、
ターゲット層も科学が好きというだけでない層へ広がってこと、
またiTunesの新しいサービスPodcastとの相性も良かったのか、一気にリスナー層が広がって、
今では常時毎週5万~6万アクセスという番組になりました☆とのこと!

以前おびおさんに「継続は力ですよ。必要ないんじゃないかってしょげることもあるけれど
まずは15年をめどに活動してみてはどうですか?」っておっしゃってもらったのも
こういった確かな経験があるこその重みのあるアドバイスだったのだなぁと個人的にジーンとしてしまいました。

と、個人的な話はさておいて。

そんなモンスター番組(?)となったヴォイニッチの科学書さんより、
今までしてきたあの話題の今ってどうなったの?というのが前半のトークとなりました♪
※たくさんあるので私が個人的に面白かったもので日記しまーす!


まずは恐竜。
 ちょうど上野の科学博物館が恐竜を特集しているので、遊びに行ってみるのも良いかも(*´∀`)
アパトサウルスという恐竜の話で、とにかく体大きい恐竜だったらしいのですけれど
彼の足跡を調べてみたところなぜか内輪差が発生していたってことらしいのです。
これだけだと私なんかのポンコツ脳では「?」なのですが
普通の大型生物(例えばゾウ)は外輪差ができるそうで、それって後ろ足で舵取りをしているってことなんだって。
自分たちが足を折りたたまずに四つ足にしてみると、分かるけれど体重が前足(腕)にすごく乗るので
舵取りをそちらでやろうとするのはすごく難しいってことみたい。
だから後ろ足で舵取りをするんだけど、このアパトサウルスはそうじゃなかったみたいだよーと、
前足にはほとんど体重がかかっていないってことは、
もしかしたらけっこう驚いたりした時は前足を使わずに逃げたりしたのかもねーw とのこと。
想像するとちょっとマヌケで可愛いですね(゜∀゜)!


ハエの進化。
進化って人間なんかで観察しようとすると大変だけど、数日で世代交代していくハエだったら観察できるよねー
ていうのが発想の元だったのか分かりませんが、京都大学が50年も暗闇の中でハエを観察したところ
画像にあるリストのようなことが分かったそうです。マジぱねぇ!
暗闇なのに資格が正常なままってことは、目が退化するのってもっと時間がかかるんだねーってこととか、
暗闇で育ったのとは違う普通のハエとは交尾をしないこととか
遺伝子が40万カ所も変異してることとか、進化すごい!!って感じです。
その40万カ所変異したことでなにが変わったのかはよく分かりませんが……(;´`)


錆びちゃう生き物スケーリーフット。
スケーリーフットは硫化鉄を取り込むことのできる不思議な貝で
殻など体の成分が硫化鉄で構成されちゃうんですね。
だから普通のお水で飼育すると錆びちゃうんだって。切ない。
そして錆びるだけじゃなく、錆びるとストレスがたまって死んじゃうんだって。さらに切ない。
錆びさえしなければ普通の地上の水槽でも飼育が可能らしいので
ちょっとメタルな貝を見てみたいですね。


うまい訳をつけることは、次世代を育てることにもあると思う。そんな話。
横文字で入ってきた言葉を綺麗に翻訳すると、その文字列を見ただけで
なんとなくそれが何を意味しているかが分かるっていうのが良いよね~と。
カタカナ語はかっこいいし、カタカナでしか日本語に当てる言葉がないことも分からなくもないけれど
綺麗な訳がつくことで広く、またずっとずっと先の世代まで何を言っているかを指し示すことができるから
ここは少し頑張って欲しいとのこと。
その例として杉田玄白の解体新書が出てきたけれど、彼はオランダ語が分からないまま
医学の知識を使って暗号を解くようにして翻訳していったらしいのですよね。
それがとても的確だったからこそ後世まで教科書として残ったんじゃないかなって。
もしカタカナ語がそのままだったら、今の医学はちょっと違っていたかもしれないですねw
ちなみに私はIT用語のカタカナ語が未だによくわかっていませんw
ローンチってなんだよw とか、いつも思いながら各位の話を聞いてます。ごめんなさい(;´ω`)


ちなみにヴォイニッチの科学書でもダークマターのことを訳してみたんだよーと語っておりました☆


これからの食料問題を考える!そこで人口肉の出番ですよ。
そもそも肉というのは環境負荷が大きいというところから入り
(1kgを生産するだけなのに必要なお水が植物の約2倍から牛肉に至っては約10倍だっていうんだから
 生産性の悪さは口をへの字にしてしまう感じですね)
そんなわけなので筋肉の細胞を培養して育ててみましょうかーってところからスタートした人口肉ですが
今は立派になってすでに通販で購入することも可能となったそうです♪
ビヨンドミートっていうんですよ。ビルゲイツさんも出資されたんだって!
で、これね、大豆から作られている人口肉だから菜食主義の人でも食べられるんですよ☆
調理例で見せてもらったスライドでは棒棒鶏とチキンカレーだったけれど
見た目では全然分からないくらい美味しそうでした(∩´∀`)∩

というわけで、これにて前半終了。
いったん休憩をとって後半トークへと続きます。

日記も長くなったのでこの辺にて。モイモイ☆
コメント
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