生きて死んでが人生だ。
思わずそんなことを思い浮かべてしまったsachiakiです。
昨晩のことです。
仕事上で月一のミーティングで会っていた人が産休に入りますということで、
1年近くお会いすることがなくなっていたんだけど
Facebookで「無事リリースできました」って報告をしていたんですよ。
先週も一緒にWebラジオを収録している友達んちからも出産報告があって
いい報告ばかり入るなぁ、なんてホッコリしていたんですよね。
お祝い送らなくっちゃなぁ〜。
金欠だから何がしてあげられるかなぁ〜。
とか、そんなことばかり考えていたんですけれど、
そのわずか30分もしないうちに
やりとりはしているものの、すごく密に交流しているわけではない知人から
TwitterのDMが届いたんですよ。
もしかして新しいお店に行くからとか、そういうご挨拶かな?とか
思ってスクロールをちょいっとしたところで
訃報
この文字が目に飛び込んできたんです。
私とその知人の共通の間柄で、
わざわざそのお知らせをくれる人なんて
今のところ一人しか思い浮かばず
嫌な予感で背筋に冷たい汗が浮かびました。
思い浮かぶその人は、ちょうど今月初めに新しい小説をTwitterにアップしていて
読ませてもらったところ、すごく気合の入った
まさに”生涯に一つはどんな人でも心を打つ作品が作れるものだ”
というそんなラーメンズのネタにあったようなもので
これはすごいって思うのと同時に、これが最期になるんじゃないか?って
ちょっと嫌な予感があったんです。
なぜならその人はまだ27歳になったばかりで
昨年の春に急性骨髄性白血病にかかり
一年ずっと抗がん剤と共に過ごし、入退院をしていたからなんです。
一時退院の時にはうちのバーに遊びに来てくれて
新しい漫画の話、新しい科学ニュースの話、
心や魂はどこになるのか、ピアノを弾く心得とはなどなど
入院時に溜め込んだ豊富な話題をたくさん披露してくれて
私みたいな変な話題しか喜ばない人間にも
一緒になって笑ってくれるめちゃくちゃ優しい男の子でした。
彼女さんもまたすごくいい子で、カップルでいらしてくれた時も
人間の未来についてとかめちゃくちゃいっぱい喋ったものです……。
その人が書いた最期になってしまった小説。
感銘を受けていたので表紙のデザインをさせてください、って話になっていて
今月真ん中にチャット打ち合わせをする予定を立てていたんだけど
(入院中だから顔を合わせて打ち合わせをすることはできなかった)
時間には絶対に遅れないその人がそのチャットルームに現れることはなく
その後も謝罪のメッセージなども届かなかったので
もしかして……
なんてその時も思って
でも、待つのは得意だからいつまでも待とう。
小説は秋に出す予定だからまだ時間はあるし、
あの誠実な正しさの塊のような子がどんな風に謝るんだろうとか
そっちの方に頭をシフトさせて、
謝罪メッセージが届けば生きてるってことに賭けて
ずっとずっと待ち続けていたんです。
結局謝罪メッセージは一度も届かないまま。
<訃報>メッセージを別の人からもらってしまったのでした。
いったいどうして…こんなにも人の命は儚いものなのか。
あんまりにシンドイので、一人ではいてもたってもいられないってお店に向かい、
その人がお店に入れていたボトルのコニャックをもらい
店番をしていた番頭さんと献杯してきました。
おめでたい話と哀しい話がいっぺんに届くと複雑で仕方がないんだけど
今は仲良くしてくれたその人の死で頭がいっぱいです。
月を見上げながら、人の魂はどこに宿るのだろう。
なんて、その人ともよくした命題について考えて
体はまだこの世にあるのに、明らかに動かないそこには”魂”はきっとなくって
じゃぁその”魂”と呼ばれるものはもうなくなっているのか?
というと、なんだかそうじゃない気がして、
だったらそれはどこにいるんだろう、
今その人とおしゃべりできるなら、「空と地の間にいるんですけれど(笑)」なんて
ことを教えてくれるんじゃないかな?とかそんなことを思ったりしていました。
昨年も仲良くしてもらっていたおじちゃまが亡くなって、
1年経ってようやく受け入れられるようになってきたところなのに…!
連続で仲のいい人が召されてしまう理不尽さに
ただただ目眩を覚えてしまうのです。
おかげさまで今日はなんにもする気が出ず
ずっとボーーーーーっとしていましたよ。
とりあえず、哀しくてやりきれなくてもなんでも、
私の生は続いているので、とにかく神様的なもんが
「あんたもういいでしょ」って許してくれるまで
生き延びなきゃいかんのだなぁと、
やっとスイッチが入ってきたのでブログの更新をしに来てみました。
明日から7月。
梅雨明けもしたし季節も変わったってことだから
少し気持ちの切り替えをして頑張ろうと思います。
そんな感じ。
それでも生きていかざるをえないー筋肉少女帯
明日も明後日も続いていく毎日に。
思わずそんなことを思い浮かべてしまったsachiakiです。
昨晩のことです。
仕事上で月一のミーティングで会っていた人が産休に入りますということで、
1年近くお会いすることがなくなっていたんだけど
Facebookで「無事リリースできました」って報告をしていたんですよ。
先週も一緒にWebラジオを収録している友達んちからも出産報告があって
いい報告ばかり入るなぁ、なんてホッコリしていたんですよね。
お祝い送らなくっちゃなぁ〜。
金欠だから何がしてあげられるかなぁ〜。
とか、そんなことばかり考えていたんですけれど、
そのわずか30分もしないうちに
やりとりはしているものの、すごく密に交流しているわけではない知人から
TwitterのDMが届いたんですよ。
もしかして新しいお店に行くからとか、そういうご挨拶かな?とか
思ってスクロールをちょいっとしたところで
訃報
この文字が目に飛び込んできたんです。
私とその知人の共通の間柄で、
わざわざそのお知らせをくれる人なんて
今のところ一人しか思い浮かばず
嫌な予感で背筋に冷たい汗が浮かびました。
思い浮かぶその人は、ちょうど今月初めに新しい小説をTwitterにアップしていて
読ませてもらったところ、すごく気合の入った
まさに”生涯に一つはどんな人でも心を打つ作品が作れるものだ”
というそんなラーメンズのネタにあったようなもので
これはすごいって思うのと同時に、これが最期になるんじゃないか?って
ちょっと嫌な予感があったんです。
なぜならその人はまだ27歳になったばかりで
昨年の春に急性骨髄性白血病にかかり
一年ずっと抗がん剤と共に過ごし、入退院をしていたからなんです。
一時退院の時にはうちのバーに遊びに来てくれて
新しい漫画の話、新しい科学ニュースの話、
心や魂はどこになるのか、ピアノを弾く心得とはなどなど
入院時に溜め込んだ豊富な話題をたくさん披露してくれて
私みたいな変な話題しか喜ばない人間にも
一緒になって笑ってくれるめちゃくちゃ優しい男の子でした。
彼女さんもまたすごくいい子で、カップルでいらしてくれた時も
人間の未来についてとかめちゃくちゃいっぱい喋ったものです……。
その人が書いた最期になってしまった小説。
感銘を受けていたので表紙のデザインをさせてください、って話になっていて
今月真ん中にチャット打ち合わせをする予定を立てていたんだけど
(入院中だから顔を合わせて打ち合わせをすることはできなかった)
時間には絶対に遅れないその人がそのチャットルームに現れることはなく
その後も謝罪のメッセージなども届かなかったので
もしかして……
なんてその時も思って
でも、待つのは得意だからいつまでも待とう。
小説は秋に出す予定だからまだ時間はあるし、
あの誠実な正しさの塊のような子がどんな風に謝るんだろうとか
そっちの方に頭をシフトさせて、
謝罪メッセージが届けば生きてるってことに賭けて
ずっとずっと待ち続けていたんです。
結局謝罪メッセージは一度も届かないまま。
<訃報>メッセージを別の人からもらってしまったのでした。
いったいどうして…こんなにも人の命は儚いものなのか。
あんまりにシンドイので、一人ではいてもたってもいられないってお店に向かい、
その人がお店に入れていたボトルのコニャックをもらい
店番をしていた番頭さんと献杯してきました。
おめでたい話と哀しい話がいっぺんに届くと複雑で仕方がないんだけど
今は仲良くしてくれたその人の死で頭がいっぱいです。
月を見上げながら、人の魂はどこに宿るのだろう。
なんて、その人ともよくした命題について考えて
体はまだこの世にあるのに、明らかに動かないそこには”魂”はきっとなくって
じゃぁその”魂”と呼ばれるものはもうなくなっているのか?
というと、なんだかそうじゃない気がして、
だったらそれはどこにいるんだろう、
今その人とおしゃべりできるなら、「空と地の間にいるんですけれど(笑)」なんて
ことを教えてくれるんじゃないかな?とかそんなことを思ったりしていました。
昨年も仲良くしてもらっていたおじちゃまが亡くなって、
1年経ってようやく受け入れられるようになってきたところなのに…!
連続で仲のいい人が召されてしまう理不尽さに
ただただ目眩を覚えてしまうのです。
おかげさまで今日はなんにもする気が出ず
ずっとボーーーーーっとしていましたよ。
とりあえず、哀しくてやりきれなくてもなんでも、
私の生は続いているので、とにかく神様的なもんが
「あんたもういいでしょ」って許してくれるまで
生き延びなきゃいかんのだなぁと、
やっとスイッチが入ってきたのでブログの更新をしに来てみました。
明日から7月。
梅雨明けもしたし季節も変わったってことだから
少し気持ちの切り替えをして頑張ろうと思います。
そんな感じ。
それでも生きていかざるをえないー筋肉少女帯
明日も明後日も続いていく毎日に。