引き続き700ページ越えの『独学大全』を
読み続けているsachiakiです。
やっと220ページまで来れました。
一日1ページ以上を読むを目標に
(挫けにくいように目標設定を激甘にしてあります)
ひたすら進めてきた感じです。
6月7日にギフトで届いた本なので
だいぶ時間が経っているけれど
「読み終わらなかった」にならないように
これからも少しずつ読み進めていこうと思います。
で、『独学大全』の話から逸れるのですけれど、
たまたま見かけた記事の中で
「奇跡の人とはヘレン・ケラーのことではなく
アン・サリヴァンのことをさす」
とあって、ネットは拡大解釈して
嘘に類する記事を放流してることもあるからな〜と
ちょいと検索してみたら、
ヘレンの書いた自叙伝『The Miracle Worker』が
日本語に翻訳された時に『奇跡の人』となり、
アン・サリヴァンのことを指しているはずが
ヘレン・ケラーのことを指すと誤認されて広がってしまい
日本でだけこの勘違いがされているとあって
ヒエッとなってしまいました。
読めば『奇跡の人』が誰のことを指すのか
日本人であっても誤解をすることはなかったのでしょうが
タイトルだけが記憶されてしまって
中身を知らないでいるとこういうことが起こるんだなぁと
改めて感じた次第です。
あらすじだけ読んで知った気持ちになってしまうのが
危険だっていうのと似てますねw
そういや忙しい人のために映画などを切り抜いてまとめた
FAST動画なんかが一時流行っていましたが
あれも抜け落ちているところがたくさんあるので
ちゃんと見た方がいいよって話だし
著作物を切り抜きするのは違法なので
けっこう揉めてましたよね。
結局どうなったんだろう。
とはいえ世の中のたいがいのことは
教養としてあらすじだけ知っているってことはたくさんあるし
知っているつもりで原点に当たってみたら
めちゃくちゃ深い学びがあった!なんてこともあるから
まったく存在を知らないでいるよりか
うっすらとでも存在を知っている方が
なにかしらの未来の種になる気はします。
ところで上でも触れたヘレン・ケラーのことですが
彼女が優生思想だったことに驚きました。
第一次対戦を体験している時代の人でだけど
男女同権論者だったり、コンドームの使用を主張したり
人種差別反対だったり、
死刑制度や過酷な若年労働に反対していたりするから
現代的な倫理観?だと思っていたのよね。
でもいわゆる健常者として生まれて育ってきた人がいう
「障がい者は人ではない」というのとは
たぶん別のスタンスなんだろうなとは思う。
障がいを持ってきた人たちの方が
やや優生思想に近づくのって、
自分の苦労を下の世代にさせたくないとか
そういう当事者としての声が含まれている感じがある。
かといってそれを許容するのは
違うなぁっていうのが私の考えだけど。
だってその人たち自身が障がいを持って
めっちゃ大変だけど今を享受しているのは
障がい者を人として扱われなかったのではなく
まさに人として扱ってくれた社会があってこそなのだから
未来の人たちの芽を摘んではいけないと思うのよね。
私が大変だったから下の世代に苦労して欲しくないなら
もっと別の方法があるだろうって思うの。
それこそユニバーサルデザインが進化していき
バリアフリーな世の中になれば良いだけなのだから。
そしてヘレンの優生思想について
現代であればピーター・シンガーの考えかたに近いと
あったので、どんな人?と軽く調べてみたら
やっぱり苦痛からの解放を強く訴えている感じだったので
なるほどな〜となっていたところです。
でも今が苦痛で、将来も苦痛かもしれないけれど
意外と世の中は希望という種が紛れていて
奇跡が起こるってことがあるのを信じるなら、
やはり今や予想される未来が苦しみに満ちてるから
殺してあげるのが得策だっていうのには
反対っていう立場になるよね。
私がそう思ってるだけなんだけど。
自分の名前の中に「希」という漢字を持っているから
希望に対して強い思い入れがあるってのもあるかな😆
本人が望むのなら延命処置なんかよりは
よっぽど安楽死の方が人道的?だと思うけれど、
本人の望みがわからないものの意思を
勝手に推測するものには断固拒否の立場でいます。
と、最後の方は話しが逸れまくってしまった……。
さて、今日はプリントしたり
プリントをラミ加工したりしなくちゃならないので
この辺にて。モイモイ!