あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

TAR/ターを見終えたよ

2024-02-29 | from:sachiaki
珍しくこちらの日記に書く前に顔本の方に
そこそこの文字数を上げてしまったので
どうすっかなー…なんてなっているsachiakiです。

TAR/ターのあらすじはこう

ドイツの有名オーケストラで史上初の女性首席指揮者となったリディア・ター。しかし、その成功と名誉の裏にはさまざまな精神的困難や陰謀が隠されていた。

Google AIさんのまとめ方ざっくりしてんな〜と思ったけれど
いやまぁ確かにそうなんだわ。

で、この映画は切り口が多くあり過ぎて
あらすじだけじゃ全然足りない!!って感じなんですよねぇ。
実際映画の公式サイトのストーリーを見てきたけれど
全然まとまってないよ!って思ったし。

とりあえず権力の頂点に至るまでの
主人公ターの努力はとてもじゃないけれど
考えられないほどすごいことだったと思うし
多才と呼ばれるほどたくさんの賞を取ったりして
それらでも満足がいかない貪欲さとか
ほとんど狂気と呼んで良いほどの
「頂点」を求める彼女のことは
けっこう好きだなって思いました。

他の人の考察の方が優れているので
考察読みたい人は探してみてください。
盛り込まれていることを全部理解するには
一回見たぐらいじゃ気づけないし
他の人の考察を読んでから再度見てみると
また違った印象を受けるかもしれないです。
私も最初の方は、ながら見をしていたので
細かいところをかなり見落としてるので
もう一度見てみようと思います。

最後のオチについて、映画制作者サイドも
「あなたはどう思いますか」と書いていたけれど
ここはけっこう意見が分かれるのかもしれないな、と。
私は投げっぱなしジャーマンをされた気持ちで
ポカンとしてしまったけれど
彼女のリスタートという意味で
原点があるのは良いことだなって思ったし
悪いラストではなかったと思う。
さんざん人を操ってきた主人公が
最後はコンピューターに支配されて指揮を振るうのが
最高に皮肉が効いてて滑稽だという人もいるようだけど、
私はどういう形であれ、
自分に求められるものを探してこられる
彼女の逞しさを感じたかなぁ。

なんで投げっぱなしジャーマンな気持ちにされたかといえば
どうも彼女が精神的に参っていることを描いている世界が
あまりにリアルだったので
本当にある事件性と勘違いしちゃってたみたいです。
人の悲鳴とか聞こえてたからヤバイじゃんって思ってたし
犯人誰なんだろう?ってずっと考えちゃってた。。
そういうことじゃなかったのねぇ。。

とにもかくにも、この主人公は女性であったけれど
立ち振る舞いとかは男性的だったし
実際、彼女はレズビアンで養女からは「パパ」と呼ばれていたので
権威主義は性別なんて関係なくあるものなんだろうと
そんなことを思いました。

『TAR』が男性的な自由さを発揮した女性の話なら
『哀れなるものたち』は女性的な自由さを
発揮した女性の話なんだろうな。

私は権威自体は悪いとは思わないし
あった方が良いと思う。
問題はその権威が暴走してしまうことなので
権威そのものを否定する人とは
ちょっと相容れないかなぁ。
と書いているけれど、
自分自身は権威者になりたくないと思っているので
自己否定している気もする。
う〜ん、複雑。

さて、やることいろいろあるのでこの辺にて。
ちなみにサイドオーダーは全クリアできました!
おめでとう、わたしヾ(⌒(ノ'ω')ノわーい

モイ!
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花粉の季節です*創作小話

2024-02-28 | from:sachiaki
みなさん!花粉辛いですか!?
私はそこそこ辛いです。
一番酷い頃から比べると
万年なにかしらの花粉でグシュっているので
えげつない感じはしていないのですが
それでも上顎が痒くて仕方ないし、
目も擦ってはいけないとわかってはいても
痒くてつい目を押さえることが多い日々です。

杉の野郎、許せないですね!
と、春を素直に喜べなくなったsachiakiです。

今日はお見舞いはお休みして
友達とオンライン上で遊ぶ
「じゃれ本オンライン」というサービスで
リレー小説作成を楽しんできました。
高校時代に仲の良い友達と交換日記の要領で
誰かが書いた文を引き継いでリレーしていき
一つの小説を作るってことはしていたけれど、
そういった遊びはその後してこなかったし
久しぶりにやってみると面白いものです。

この「じゃれ本オンライン」のサービスでは
チャットルームのようなものがあり、
リレーして遊ぶ友達全員が揃って
入室していることが前提となります。
代表が部屋を作って参加者さんにお知らせする感じですね。
まだベータ版だからか、一度作った部屋は
ページをリロードすると今いる自分が弾かれて
二人目三人目の自分がいることになり
けっこうアホなことになってしまうので
リロードをしなくて済む、
遊ぶ直前に部屋を立てるのが良いかと思われます。

部屋を作る時には持ち時間とページ数を決めます。
持ち時間は一人当たり1分から2分、3分、5分、無限とあり
どれを選んでもそれなりに面白いです。
1分はネタを思いついてキーを打つだけでもマジで大変だし、
5分とかだとちょっと冗長な感じだけど
ネタを練る時間があるので複雑な内容のものができそうです。
ページ数は4の倍数で最大12ページまで。

出来上がる本は人数分。

ゲームをスタートするとタイトルを決めるための
入力画面が出てきます。
プレイヤー全員が他の人には見えないように決めるんですが
名詞を4つ記入して、その後に形容詞を4つ記入します。
最後に名刺と形容詞の掛け合わせで最も好きなものを選んで
それをタイトルとします。
各人の付けたタイトルの一節目からランダムで書く人が振り分けられ、
制限時間以内に一節(というか1回分記入)すると
次の人へと小説が送られていきます。
リレーのテキストは常に自分の前に書いた人の分しか分からず
スタートがどんな話だったのか、
自分の番へ来るまでにどんなことが記入されていたのか
分からないところがまた面白いです。

常に誰かの本の分のバトンを引き継いでいるので
休む暇などないので脳みそパンパンになりますw

今回も6つの作品が生み出され、
みんなで音声を繋ぎながら読んで感想を述べ合うんだけど
どうしてこんなことが思いついたのか?とか
そんな話に踏み込んでいくと、なお面白しです、

人と会えないと寂しいとかあるけれど、
こういう繋がり方もあるんだな〜と
私的には水が合う感じで楽しいです。

ぜひ遊んでみてくださいね!

参考までに今回できたショートショート作品で
好きだなって思ったのがこちら。

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『リモートパン屋さん』

駅前で配られていたチラシを手にした。
「あなたもリモートパン屋さんに!」
暇だった俺は、やってみる事にした。

郵便物を受け取り箱を開けると、小麦粉と卵・水が入っていた。
同封されていた説明書によると、捏ねたらまた箱に入れて送るらしい。
どうやらパンの製作工程をリモートでやっていくというシステムのようだ。

なるほどね。説明書通りにやってみる。
捏ねて捏ねていい塩梅と思われるものになったら箱に入れて送る。
単調なものだがやってみるとけっこう面白い。

一年は黙って従っていたが、別のことがしたくなってきた。

私のいたずら心に火が付いた。もう誰も止められない。説明書に無い調味料を入れてみたり、具材を追加してみたり、ある時は、入れなかったり、思いつくままに、なんでもやってみた。

次の郵便物に入っていたのはパンの材料ではなく、訴状だった。
好き勝手にやっていたら、どうやら食中毒になった人がいたらしい。
個人や企業など、約50万件の訴えを起こされているらしい。

これはとてもじゃないが個人の手に終えるものじゃないだろう。
そう思った自分は市役所にある無料弁護士の会に相談に行った。
すると窓口に出てきた職員は無愛想にこう言った。
「この封筒を投函しておいて」。

************************************************************

それではまた!モイモイ


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ロリババアを目指して?

2024-02-27 | from:sachiaki
20歳くらいまでは年齢より年がいっているように
見えていた老け顔の方でしたが
だんだんと年齢が追いついて
30歳を過ぎたあたりからは見た目が若いの方に
なっていたらしいsachiakiです。

そんな”若く見える”らしい特性のおかげで
コスプレもどきができていたんですけれど、
今度はまた年齢よりも見た目が追い越していきそうな
そんな熟年感が出てきたので
人間いつまでも同じポジションでは
いられないものなのだなぁとシミジミしています。

私の両親は何方かと言えば年齢より若く見える
童顔と言われる類の方だったのですが
母なんぞは倒れて認知症が入り始めた頃から
いっきに老化が加速して
今は10歳ぐらい老けてしまったようです。
父はつい2年ぐらい前までボランティアの
車椅子バスケット&ラグビーの審判で動き回っていたので
さすがに50代とかの壮年な感じはしないけれど
クソジジイって思われるぐらいにはピンピンしており
色黒に日焼けした肌色と合わせて
元気なイメージがちゃんとくっついている感じです。
とはいえ、最近はお見舞いで顔を合わせている時に
「頭痛がずっと続いている」というのと
「胸がチクチク痛いから診てもらっている」という情報を得て
この親、聞かないとなんも言わんからなぁと呆れながらも
見た目ではわからないガタが来てるんだなぁと
ちょっと心配になったりです。
そういや大腸癌の手術もしてたしなぁ(めっちゃ軽い時)。

そんな父と話をしていた時に
「お父さんはいつまでも18歳だよ」って父が言うので
私が「その設定まだ生きてたの?!」と返すと
「死ぬまでずっと18歳だ」と返ってきたので
「年齢より大きめを言っておいて見た目が若い方が
 ギャップ良くない?」と返してみたら
「なるほど、そういうのもあるな」と唸っていました。
一連のやり取りを見て母も笑ってくれたので
こういうやり取りをもう少し長くしていたいなって思います。

認知症は大事な人から忘れていくそうですが
それは一番新しい記憶から忘れていくことに関連付けされているようで
毎日顔を見せている人は常に最新の記憶の人となるぶん
忘れていってしまうのだそうです。
そう考えるとあまりお見舞いに行かない方がいいのかな?
なんてことをフと考えてしまうけれど、
それはそれで寂しいので、忘れられても仕方ないと覚悟しつつ
なるべくたくさんの時間を共にしてみようと思います。

というわけで、最近の記憶っていうのが
加齢していく私の姿なら、
古い記憶にある私の姿なら記憶に留まりやすいのか?
とも思うので、少し若作り目でいようかな?と。
ロリババアで居続けたら、
もしかしたらずっと
「私の娘」と認識してもらえるかもしれないものね。

ちなみに認知症の人と会話をする時に大切なことがあって、
否定をしないというものがあります。
本人も脳の中がモヤモヤとしていて
なにも考えられないこと、思い出せないことが
とてつもなく不安なのだそうです。
そんな不安の中で絞り出したものに対して否定をすると
間違えたという感情記憶の方が定着して
だんだん心を閉ざしていってしまい
より認知症の症状が加速していってしまうようです。

というわけで、母が「帰ろう」と言えば
「そうだね、じゃぁ着替えないとね〜」と返したり
「外食は何時だっけ」と言われたら
「(適当な時間)だからまだもう少し先だよ」と返したりしています。
認知症の人は5分も記憶が保てないので
言ったそばから忘れてしまうぶん、
無責任な答えを返してしまっても大丈夫。
相手を安心させるような言葉遣いを意識しておくと良いと思います。

そんな感じ。
今日もお見舞い。
ちょっとずつ回復しているそうなので
このまま元気になってほしいなと思います。
それではまた。モイモイ。
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生き残り30年を考える

2024-02-26 | from:amo
病院へのお見舞いが日課になっているのに
時間を忘れてウッカリするってことが
頻発しているsachiakiです。

すっかり日記のことを忘れておりました。
とはいえ、時刻通りに上がるとも
そもそもそんな期待してないって人も多いはずなので
自意識過剰か?とも思いますが
待ってくれた方は申し訳ありません。

別になにか書くことがあったわけじゃないんですけれど、
先日友人と話をしていたことをポロリとしてみようかなって。

私たち40代から50代前半ぐらいって
いわゆる氷河期と呼ばれる就職難に逢いつつ
なんとか暮らしてきて(うまくやった人は別として)
家族を持つわけでもなく独身も多くなってきてるじゃない?
統計を見ていると男性など5割に近づこうとしているし
てなると、老後っていうのをどう過ごす?
みたいな話になるんですよね。
で、私なんかは家族なんて頼りにならんから
友人同士で固まってうまくやりたいって言ってるんだけど、
まぁこういうタイプってのは似たような思想を呼び寄せるわけで、
話をしていた友人も似たようなことを考えていたとのこと。
ほんで、似たような発想だからか
ビルとか大きい建物を共同で持って
それぞれが区分に分かれて暮らせるといいよね
なんて話になったんですよ。
なんか九龍城ぽいっていうのかしら。
あくまで妄想の類なんだけど、
個人商店を営みつつ、棲家にもできていて
それが寄り集まってるのって
ちょっと楽しいよね〜って。
もちろん老化しちゃうと気力がなくなったり
体力がなくなったりと色々問題あるんだけど、
妄想するぐらいは良いよねって盛り上がってしまいました。

70年代生まれは寿命が今より短いって話を
チラッと聞いたことがあって、
実際どうかはわからんけれど
今より短いってのが70歳ぐらいだと仮定して
あと20〜30年をどう生きていこうか?って話だな〜と。
30歳より下の世代はまた経済がいい感じになってそうなので
そういうことを考えなくて良いと思うけれど、
私たち捨て駒世代はうまくサバイブしてかないとね〜と。

と。
別にサバイブする必要のない人は読み飛ばしてもらった方が
よかったかも?な日記で失礼。

とりあえず妄想をダダ流してみようかと思ったので
その通りにしてみました。
まぁビルなんてメンテが大変だとか
人が集まれば意志の共通を見つけるのが大変だったりで
そんな簡単な話じゃないと思ってるんですけれど、ね。
とはいえ、弱きものは群れなくては生きていけませんからな。
そんなことを考えていました。

それではまた。モイモイ
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大きな隔たりを感じる

2024-02-26 | from:sachiaki
日記の閑話休題。

知り合いとオンラインで話をしていて
『哀れなるものたち』見たって話をしたら
相手の方も見たっていうので
ちょうど二人で読書している
『独裁体制から民主主義へ』と絡めて
支配する側の理論からの脱出という意味で
二つは繋がってますねって話をしていたsachiakiです。

私とその人の意見はほぼ合致したし
不快に感じる要素はなかったんだけど、
不快感を出していた知人たちは
そういや常識人のような人たちばかりだったなぁと。
変わったことをされたり、
わりとバラエティ豊かな人たちと接している人たちだったけれど、
そういや不快感を出していた人たちは
「そんなに自由は謳歌できないよ」
というスタンスだったように感じます。
窮屈な世界だって言われているところに
無理やりにでも自分をはめ込んでいって
それで家庭や社会人を営んでいるのに
なんでそれを批判されなくてはならないの?
そういう辛さを吐き出している人もいました。

確かになー。

でもさー、それでもあえて言うよ。
誰かが決めた「良いこと」なんてのは
疑ってかかるくらいで良いんだよって。
で、疑った上で自分なりの「良い」と思うことが
宇宙にとって良いことと重なると良いねって思うんです。
良いと思われる目的に沿っていきるのではなく、
良いと思われる目標を探して目指す。
そんな感じ。

とはいえ、現在の私は超自堕落なので
そろそろ自分でも喝を入れないとなって思います。
憧れている種田山頭火だってちゃんと俳句を捻っていたんだから
私も私の手札を使って捻り出していきますよ。

ってことで、閑話休題でした。

また別の日記は17時頃に更新します。
モイモイ。
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秩序か混沌か

2024-02-25 | from:sachiaki
スプラトゥーン3を作りにあたり、
次のテーマを「秩序」にするか「混沌」にするかが
スプラトゥーン2の最後のフェスのお題だったそうで
結果が「混沌」となり、
スプラ3はハイカラがテーマの1と2からイメージが離れ
世界観がバンカラな街ということになったそうです。
私は3から入ったから3の世界観しかわからないけれど、
エキスパンション追加コンテンツを手に入れた時に
「ハイカラ街」にも行けるようになって
たまに行き来をするようになったんですけれど、
うん。バンカラ街は汚いけれど私はこちらが好き。
落書きがいっぱいあって、
至る所にステッカーとか貼ってあって
マンションからは住んでいる人たちの
生活が垣間見える洗濯物たちがブラ下がっている。
いわゆるアジアの都市ってやつですね。
オーバーツーリズムについては悩ましいものがあるけれど、
人は人臭さというか、動物的なところに
安心するものがあるのだと思うsachiakiです。

街中を歩いていてゴミを見つけたら拾って捨てるとかするんだけど、
だからといってゴミひとつ落ちてない街っていうのは
それはそれで不思議な気がするんよねぇ。
それは壁に描かれることが多いグラフィティと呼ばれる落書きも同じ。
ただ汚くなっていくと治安も悪くなるのが問題なんだけど、
ようはゴミを捨てたり落書きを放置してしまうほど
無気力で理性のない証左になり、
自分もそのレベルの低さに
慣れていってしまうってことなんだろうけど
じゃぁ大きな組織にゴミを出さないシステムを強要されたり
「お前たちは理性がない生き物だから」と
色々なものを管理されるのが良いのか?っていうと
いや、それは勘弁してくれって思うのが人情じゃないでしょうか。

ほどほどに抑圧されつつほどほどに自由というものを
維持していくのは難しいものなのかもしれません。

ものごとは極端な方向に流れそうな時に
カウンターの力が働いて逆振りして
っていうのを繰り返して進んでいくのかしらん?と。
それってヤジロベェのようだな〜と思ったりです。

ここ数年のポリティカルコネクトの話や
クリーンエネルギーだのなんだのを見ていて
今までカウンターの力だったものたちが
数になりつつある今、
きっとカウンターの力は動いているんじゃないかしら?
とも思っているんです。
もちろん良いところはちゃんと残しながら
それでもやり過ぎと思われる部分は削がれていく。
レトロを求める人たちのあの感覚は
ただ懐かしいというような意識だけでなく
汚いところや劣っているところを
もう一度取り込みたいというような
そういう流れがあるのではないでしょうか。
一番悪いところは引き継がないようにしつつ再評価する。
いわゆるルネッサンスですわね。

今回に揺り返しはどの辺までのことなのでおゆか。
さすがに1,000年前まで掘り返そうって思っているとは思えないけれど、
出に平安時代とかやたらと見直されているので
やっぱりそういうのなんでしょうかね?

野蛮なものや粗野なものっていうのは
まったく良いものではないけれど、
それら全てを否定できるようなものでもないのでしょう。

スプラ3の追加コンテンツ『サイドオーダー』より
秩序の塔を攻略している最中にて
秩序の塔の色のない世界も綺麗だけど、
やっぱりたくさんの色に溢れていて
ちょっと汚いバンカラ街でホッとしたってところから
そんなことを考えていました。

モイモイ。
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哀れなるものたちを見てきました

2024-02-24 | from:sachiaki
友人が「絶対に見て!」って言っていたので
どんなものかと前評判を見ていたけれど、
どの友人も「手放しでは面白かったって言えない」と
言っていたので、う〜んそうなのかぁって思って
構えて行ったんですけれど、
なんていうか、普通に面白くって
なんでこれを手放しで面白かったと言えないのか
めちゃくちゃ不思議な気持ちになってきたsachiakiです。

セックスシーンがけっこう頻繁に出てくるので
それで不快な人もいるのかもしれないけれど、
そんなところで不快になるのは
あまりにも弱過ぎるな〜ってなるかな。
不要な恋愛要素をブチ込まれるヒーローアクションものとかの方が
よっぽど不快なんだけど、たぶん逆なんだろうね。

で、タイトルにYoutubeからトレーラーの
字幕部分を切り取ってきたんだけど
この映画のテーマって「成長」だと思うのよ。
人の成長って、きっと特定の人からすると不快そのものなのよね。
なにせ白痴が一番美しいと曰う人は
ある一定の層にいるし、
弱々しい対照がだんだんと知恵をつけて
自分の手から離れていくのに耐えられない人もいる。

この映画の中で主人公のベラは
弱々しい守るべき者だから家から出さず
なんの心配もない場所に閉じ止めておく、
閉じ込められた側は刺激があまりになく
つまらない世界に閉じ込められていないから
色もなく音だけが快楽の全てだったのに、
ある日自分で自分を幸せにする方法を得るんですね。
それはだいたいの人間が「ウッ」となる
あの自慰行為のことなんだけど、
たしかに子供が自慰行為をしていたら
誰だって「ウッ」となると思うんです。
でも「なぜしてはいけないの?」の
正確な答えを持っている人はいないと思います。
彼女はこの「自分を幸せにする方法」の拡大版
セックスで様々な困難を乗り越えていきます。
だけど、本題はそのセックスになるのではなく
彼女の中でその幸福度を抜くものがないというのが問題なんです。
彼女に魅了された人がただ彼女を縛る道具として
愛や金や世界旅行や良識を押し付けるんですね。
だからその窮屈さをセックスで発散させつつ、
様々な問いを彼らに問い続けるわけです。

宗教上でタブーだからと言っていた人、
自分自身は散々女を捨ててきたのに
自分が捨てられる側になると知って発狂しちゃう人、
娼館に訪れる偉いと思われる役職の人たち、
世間的な上部のベールに包まれて
ちょっと服を脱いだだけで獣と変わらない
そういったことを受け入れられない人たち。

だけど、ベラは「改善」して「向上」したい
って意欲に満ちていて
船上で閉じ込められている時に
(物理的に閉じ込められているわけじゃないよ)
出会った黒人の青年と白人の老婦人の二人組に出会い
本を与えられて知識を貪るように身につけていくんです。
彼女は常識なしなことを好んでいるのではなく
「なぜ」を問うているだけで
自分が悪いことをしたのだと発見した時には改善していきます。
それらを今までは経験でしか体得していなかったのが
本の中での体験を通して「良いこと」をみつけていきます。
ご婦人は「肉体の快楽よりも思考の快楽が上回るの」って
いうけれど、ベラの「肉体の気持ちよさを忘れる?」という問いには
「たまに手を使うわ」って微笑んでくれるんですね。
「それを聞いて安心した」と言って
また本の世界に戻っていくところなんて
すごく素敵なシーンだなって思いましたよ。

その後彼女は「この世界が残酷なことを教えてあげる」と言われて
高級ホテルから見える眺めとして
下層にいる人々を見せてくれて餓死する人や
病気なのに何もできない人や横たわることしかできない赤子とかを
目にしてベラはとてつもなく衝撃を受けるんですね。
まさにインドに行くと世界の見方が変わるっていうアレですね。

と、様々な経験と知識が彼女を知的な自由人に成長させてくれるので
私はすっごく好きなんだけど
この映画を好きという人とそうでない人との間には
けっこうな隔たりがあるんじゃないかなって思いました。

私は『マルキ・ド・サド』の『閨房哲学』が
まさに似たようなことをテーマにしていると思っていて
タブーと見えるものがなぜタブーであるのかを
ちゃんと考えろって話だし、
べったりと張り付いた偏見の目を取り除いて
世界を見直して、どう自分は生き直すかって話だと思ったので
良い映画だったなって思います。

と、これでも短く書いたつもりだけど長くなってしまったな。

どんな人間も縛られることはできない。
それが一番大事なことなんだと思います。
それではまた。モイモイ!

第80回ヴェネチア国際映画祭最高賞、金獅子賞受賞!『哀れなるものたち』予告編│2024年1月26日(金)公開!
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サイドオーダー始めました

2024-02-23 | from:sachiaki
『スプラトゥーン3』の追加コンテンツとなる
エキスパンション『サイドオーダー』を購入したのは
昨年の11月頃だっただろうか……
9月にスプラ3が出て、追加コンテンツだよ〜って
喜んで予約のつもりで11月に購入して
今か今かと待ち侘びて1年とちょっと。
満を持してようやっとダウンロードできたので
喜び勇んで遊んでいるsachiakiです。

まぁ昨日の10時配信の時間にダウンロードして
最初に遊び出したのはダンナ氏ことパンダ氏でしたけれど。
私よりもゲームがうまいので、
ステージが30階のタワー構造のものを
現在20階までクリアしたところです。
もっとうまいゲーマーたちはダウンロードして3時間後の
14時頃には「クリアした!」ってX(旧Twitter)に
ポストしていたのを見ているので
そのぐらいのボリュームってことですね。

でも先日購入した『風来のシレン』と同じシステムで
クリアしてからが本番ってタイプなので
みなさんこれから難易度に変化をつけたり
自分好みのブキでクリアを目指したりするのだと思います。
シレンと同じシステムっていうのは
ダンジョン(サイドオーダーの場合はタワー)に潜ると
フロアがあって、一つ一つクリアをして
最終ステージに到達してボスを倒すっていう仕組みだけど
ダンジョン内で死んだら外に放り出されて
装備などが0からのスタートになるってことです。
ただし、ダンジョン内で見つけた
自分を強くしてくれる要素は持ち帰っているので
それを装備してから挑むと、
新しい要素が出てくるのでそれらを用いて
クリアを目指すってものになっています。
サイドオーダーの場合はステージをクリアすると
色チップというものが手に入り、
その色チップごとにブキの射程を強くしてくれたり
ボムの威力が増したりなどの能力が手に入る感じです。

スプラ2も経験してきた人たちの中では
前作の追加コンテンツの方が(ストーリーが)
面白かったという人もいたけれど、
私的には3から始めたのでキャラクターの
それぞれの背景とかも3で得た知識しかないので
そんなマウントを取られてもなぁと苦笑いでしたw

どんなものでも前作から遊んでいたり知っていたりすると
新しいコンテンツのダメ出しをしがちですが
(自分もついしてしまうダメムーブ)
製作陣がたくさんのことを考えて作り上げたものっていうのには
やはり良き要素が詰まっていることが多いので
『サイドオーダー』も遊んでいて楽しいなって思います。
なにせ夢の中でも遊んでたくらいw

メインストーリーである『ヒーローモード』のクリアも
わりと最近したぐらいなので
『サイドオーダー』のクリアも
ちょっと時間かかるんじゃないかしら。

とにかく世界観がめちゃくちゃ良くて
色がなくなってしまった世界が薄い色使いで
とにかく儚くて美しいの。
深海がモチーフだからか出てくる敵キャラが
スケルトンの魚だったりするけれど、
どれもこれも形や性能が違っていて面白い。
自分の扱う色インクなんかラメ入ってて綺麗だし。
ストーリーはヒメちゃんラブなイイダが作った
VR空間というだけあって、
ヒメちゃんラブ過ぎる要素が強いし、
ヒメちゃんはマジメなイイダちゃんを利用しようとする
悪玉に対して本気で怒ってくれるし
プレイヤーをポジティブな言葉で鼓舞してくれるし、
嫌いになんてなれないよ!って感じです。
最初にイイダちゃんの作ったVR空間を支配しようと
オーダー(ラスボス)がイイダちゃんを捕獲していたんだけど
その時のイイダちゃんの姿がサイバーなピチピチスーツで
超エロかっこよかったのも良き!

と、うるさくオタク話を展開してしまいましたが
1年ちょっと待った分の気持ちが爆発しているので
許してねってことで。
そんなだけど、今日はゲームをせずに映画を見てくる予定。
感想はまた明日の日記にでも。
それではまた!モイモイ

※『哀れなるものたち』を見てくる予定です。
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久しぶりにコスをした

2024-02-22 | from:sachiaki
けれど、まぁうん。
やっぱりもう隠せないほどアチャーな感じでしたw
どうにもならない場末感で
見せられた方もカンベンしてぇ
って感じだったのではないでしょうかw
どうも。KSBBAになる準備万端のsachiakiです。

折りしも『スナックバス江』が放送中ですが
場末のもうなにもかも輝かしくはない
しかし大人ならではのホッとする空間に
ツッコミ待ちなあれやこれを許容する
あの感じが年寄りの包容力ってやつなのかな?
なんてことを思ったりしてました。
バス江のママが常連にひどいこと言われても
「自尊心が傷ついたわ〜」って笑って誤魔化せるような
あの包容力がたまらないですね。
表向きのコンプライアンスでは
絶対にやっちゃダメなんですけれど、
そこは暗黙の了解で築き上げた人間関係でしかできない
「ここだけの」というのがイイ。

光があれば影が差すものだけど、
暗がりの安らかさは必要で
部屋の電気を消してホッとするような
そういうものが人間には必要だってことですよね。

というわけで、やっぱり「アチャー」な結果になってしまった
ケモミミコスプレも、笑い物となって昇華されたなら
それはまた一つステージを上がれたんじゃないかなって思います。

先日バズッていた話にも
「歳をとるとは可能性を失ってゆくことですが、
 その失った可能性に呪われず、
 潔く手放しながら残った手札でいかにやりくりするか。
 それが生きるということ」(@74no_editor)
とあったので、
年を取れば若い時と同じようなパフォーマンスや
オーディエンスは期待できないけれど
残った手札で面白おかしく生きていくのは
大切なことなんじゃないかなって思いました。

それを自分がやり続けたいかどうかはまた別の話で。

そりゃ完成度が高いもので提供できれば
全然別の形になって、「若い」だけの価値とは違った
大きな評価を得ることもできるんでしょうけどね。

どう生きたいの?
という質問に対して、
やっと明確に恥ずかしいながらも
自分らしい答えが出たので
そう生きていこうと思っているのです。
曰く、成功するとか、注目されるとかではなく
静かに、しかし自分の興味がそそる面白いからブレないこと。
死ぬ時は路上で食べ物もなくて惨めになるかもしれないけれど、
楽しかった!って言えること。
多分ロクでもない答えなんだけど、
これが自然だなって思ったんです。

株価は上がり始め、会社勤めの人たちは給料が上がり始め
個人商店ではなく、大きなチェーンに取り込まれたところが
幸福度を上げていて、
それはそれで実力のない人も幸せになれる
新しい形なのだと思うし、
どれだけ街から色が消えても、
それは生命維持として正しい形なんだと思う。
そんな中で一点の汚点として生きるのも
なんていうか、アウトサイドを歩くみたいで楽しいかなって。
や、本当にロクでもないので
姪っ子や甥っ子たちには、
さっさとマネー運用の勉強とかしてもらって
よりよく生きる糧を見つけてもらいたいと思ってるんだけどw
見捨てられた世代の見捨てられた側から見た世界ってのを
どこかで残せたらいいなって思う次第です。

呆れるほどダサい話だけど。

世界の端っこのそのまた隅っこで
ジメッと生きていこう。
たとえどんだけ笑われても。
そんなことをコスしたみじめな自分を見て思いましたとさ。
それではまた。モイモイ。
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いかにして人類を脱却するか

2024-02-21 | from:sachiaki
ナニ言ってんだお前?って自分でも思う。
別に「人間をやめた〜〜〜〜い」と言ってるわけではないよ。
相互間のないヒトなんて生存してらんないと思うし。
ヒトとヒトの間にあって、初めて人間であれるのが
ヒューマンなんだろうからね。
でもなんていうか、もう人類シンドイよねってなるのよね。
ホモサピであることだけじゃ混じり合ってらんない。
すぐに誰かが「お前は◯◯ではない」とか言い出しよるんだもの。

とか、こういうことを言い出している時の私は
だいたいビョーキなので脳がおかしなことになってるんだと思います。
なんていうか自分の中でのエンジンが高まって
すごい動いてる感じがするのに
周りと噛み合わないということで絶望するのが
だいたいこういうことを言い出してる時なので。
「ひとりになったらだめだよ」

わかってはいるんだけど、
今は人と会うのが面倒臭いです。
年を取ったからかな。
でも会えばそれはそれで楽しいこともわかってるんですけどね。
おそらくちょっと疲れてるから、なのでしょうね。
そして繋がらない会話の相手をし続けているうちに
しっかりとした合理の張り巡らされた日常に
そんなものに意味があるのか?
なんてことを考えてしまっているからなのでしょう。
瞬間瞬間のみに照らし出される会話は
会話と呼べるようなものではないけれど
笑顔になる母を見るとホッとするんです。
一所懸命に道筋のある会話に導こうとするのではなく
道端にある花にだけ意識を向ける感じでしょうか。
そういうことばかりしていると
今度は道筋を作り、そこに落とし込んでいくような
会話や所作が煩わしく感じてしまうのですね。
もちろん道筋があるからこそ迷わずに進めるし
人ともわかりあえる道理にもなるんだと思うんですけれど。

人類補完計画。
うっかりするとそんな方面への考え方に惹かれていってしまうけれど、
一つになってしまってはダメなんよ。
複数ある目、複数ある手、複数ある足、複数ある口などが
それぞれに違いを教えてくれるのだから
一つになってしまっては何もわからなくなってしまう。
バラバラであることが大事。
バラバラでありながら、全体を感じられるような
そういった意識が必要。

と、ほら、なんか変なことを書いてる。
こういうヤバイ時は大人しく手を動かしてた方がいいんだわ。

というわけで、久しぶりにフェルトなど買ってきました。
手芸に勤しむことにしますw
それではまた、モイモイ。

どうでもいい追記:
今日は母のお見舞いを弟が行くことになったので
のんびりなのです。
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