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エンレイソウ・3~花

 奥高尾“逆沢作業道”で開花した「エンレイソウ(延齢草)」。シュロソウ科(←ユリ科)エンレイソウ属の多年草で北海道~九州の山地のやや湿った場所に生育している。全草にサポニンなどの有毒物質を含み、中国では古くから根茎を生薬の“延齢草根”として胃腸薬や催吐剤に利用していた。花は直径3~4センチで花被片は3枚ある。北海道に自生するオオバナノエンレイソウの花径は5〜7センチと大きい。
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ミヤマエンレイソウ・3~開花

 シュロソウ科(←ユリ科)エンレイソウ属の「ミヤマエンレイソウ(深山延齢草)」。北海道~九州の山地の林床に生育する多年草で草丈は20~50センチ。4~5月に3枚の大きな葉の中心から短い花茎を出し白い花をひとつ付ける。花は直径3~4センチで黄緑色の3枚の外花被片と3枚の白色の内花被片があり雄蕊が6本ある。同属のエンレイソウには白い内花被片は無く、本種は「シロバナエンレイソウ(白花延齢草)」とも呼ばれる。白い内花被片は開花してからしばらくするとピンク色を帯びる。これは奥高尾“日影林道”の沢沿いのもの。
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ダンコウバイ・4~雄花序

 高尾山“5号路”に生育している「ダンコウバイ(檀香梅)」。クスノキ科クロモジ属の落葉低木で関東地方以西の山地や林縁に分布している。雌雄異株で写真は雄花序。花径は7~8ミリで花被片は6枚。雄蕊は外側に6本と内側に3本ある。花序には柄が無く枝に直接付いている。
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