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タマゴケ・1~蒴

 『おい、鬼太郎! ここはどこじゃ?』
“目玉おやじ”のそんな声が聞こえてきそうな姿。これは「タマゴケ(玉蘚)」でタマゴケ科タマゴケ属の蘚類。山地の岩肌や土の上で普通に見られる。球形の蒴の直径はわずか2ミリほどで英語では“apple moss”と呼ばれリンゴに見立てたようだ。これは奥高尾“逆沢作業道”のもの。
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ニリンソウ・5~多弁2

 キンポウゲ科イチリンソウ属の「ニリンソウ(二輪草)」。北海道~九州の山地の林縁や林内に生育する多年草で早春に直径2センチほどの花を2個付ける。花弁のように見えるものは萼片で通常は5~6枚だが稀に写真のような多弁になるものもある。中には萼片が緑色になる“緑二輪草”もあり、ニリンソウの群落を見つけるとそんな“変わり者”を探してしまう。以前、茎頂に背中合わせに咲いた“両面二輪草”を見つけたことがあったが、その後は見つからない。写真は奥高尾“蛇滝道”のもの。
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ツチグリ・4~高尾山3号路

 高尾山“3号路”の道端で見つけた「ツチグリ(土栗)」。ツチグリ科ツチグリ属のキノコで雨が降ると外皮が開いて見つけ易い。乾燥すると外皮は内側に丸くなりコロコロと転がって移動するため“晴天の旅人”のニックネームがある。雨の日は袋状のグレバに雨粒が落ちるとその衝撃で中央の穴から胞子を放出する
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