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オトメスミレ・5~大戸

 大戸緑地付近の林縁に生育している「オトメスミレ(乙女菫)」。スミレ科スミレ属の多年草でタチツボスミレの変種。花弁は白色で距がピンク色になる。距まで白くなるのはシロバナタチツボスミレとして区別している。乙女のような清楚なイメージだが、これは牧野富太郎博士が箱根の乙女峠で発見したことに由来している。箱根地方には多いようだが当地では稀に見られる。
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トウゲシバ・3~胞子嚢2

 堀之内地区の谷戸の水辺に生育している「トウゲシバ(峠芝)」。ヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属の常緑性シダ植物で全国各地のやや湿った林床などに分布している。長い間探していたが、今年3月、当地の専門家情報でやっと見ることができた。各地の杉の植林地に多いと聞き、高尾山系などの杉林を探し回ったことがあったが、そこは林内ではあるものの地面は比較的乾燥した場所が多かった。そもそもトウゲシバは“峠”から連想されるような場所ではなく斜面の下部の水辺など湿った場所を好むので見当違いの場所を探していたことになる。写真は開いた胞子の様子で長さは2ミリほど。既に胞子を出し終えている。
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イチリンソウ・2~松が谷小学校

 松が谷小学校の外周に植栽されている「イチリンソウ(一輪草)」。キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で本州~九州の山野や落葉広葉樹林下や林縁に分布している。4~5月に花茎を立ち上げ茎頂に一輪の花を咲かせる。同属のニリンソウよりは半月程度開花が遅い。写真の後方に見えるのはニリンソウの群生。
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