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アマナ・3~開花

 ユリ科アマナ属の「アマナ(甘菜)」。東北地方以南の陽当たりの良いやや湿った草地に生育している。鱗茎や葉に甘みがあり以前は食用にされていた。早春に花茎の先端に花をひとつ付け周囲の草が成長する夏には休眠する。花茎には2枚の苞がある。
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ヒロハノアマナ

 ユリ科アマナ属の「ヒロハノアマナ(広葉の甘菜)」。日本固有種で関東~近畿地方や四国の草地や林内に分布している。草丈は10~15センチで3~4月に花茎の先端に直径3センチほどの花をひとつ付ける。同属のアマナよりも葉の幅が広く中央に白い筋がある。また花茎の苞はアマナが2枚なのに対して本種は3枚ある。写真の若い果実の下方の茎には3枚の苞が見える。
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ソメイヨシノ・4~庭

 靖国神社の標本木は3月29日に開花したが、我が家の「ソメイヨシノ(染井吉野)」は今朝数輪の開花を確認した。一昨年は3月24日(標本木は3月20日)、昨年は3月18日(標本木は3月14日)だったので今年はずいぶん遅い。ソメイヨシノの開花予測に600℃の法則が良く話題になる。これは2月1日からの最高気温を足していき、合計が600℃に到達した頃にソメイヨシノが開花するということだが、今年は2月1日~3月29日の最高気温の合計は768.8℃で大幅に外れた。これは2月に初夏のような日が続いたかと思えば3月には寒の戻りでソメイヨシノが『これから冬に向かうのでは?』と勘違いしたとか。やはり地球温暖化による異常気象が植物の成長サイクルを狂わせていることは間違いない。
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ワダソウ・7~庭2

 ナデシコ科ワチガイソウ属の「ワダソウ(和田草)」。本州以南の低山の林内に生育する多年草で、その名は中山道の難所の和田峠に因んでいる。4~5月に葉腋から花茎を伸ばし直径1センチほどの5弁花を数個咲かせる。雄蕊は10本で葯は赤い。当地では南大沢3丁目の都有地に自生していたが、数年前に開発が始まり重機が入って自生地が踏み潰された。今は頑丈なフェンスが張られ外から見るだけだがどうやら生き残っている様子は見えない。写真は以前その種子を採取して庭に植えたもの。ここでは毎年花を咲かせてくれる。
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