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ヨゴレネコノメ・4~萼片

 ユキノシタ科ネコノメソウ属の「ヨゴレネコノメ(汚れ猫の目)」。山地の沢沿いなどの湿った場所に生育する多年草で濃緑色の葉に灰褐色の模様が入ることから“汚れ”の名前を付けられている。花は直径3~4ミリで花弁は無く、4枚の直立した暗褐色の萼片の中に紅色の葯を持つ雄蕊がある。葯が裂けると黄色い花粉を出す。これは奥高尾“日影林道”のもの。
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イワボタン・6~萼片

 奥高尾の沢沿いに生育している「イワボタン(岩牡丹)」。当地では変種のヨゴレネコノメが多く見られるが本種は限られた場所でしか見られない。葉色はイワボタンのほうが明るい黄色になるが個体差も有り明確な違いにはならない。雄蕊の葯が花粉を出す前から黄色なのが、葯が赤いヨゴレネコノメとの決定的な違いだが、葯を囲う直立した萼片が淡緑色になるのもポイントのひとつ。ヨゴレネコノメの萼片は褐色になる。イワボタンはユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草。
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オオバキハダ・2~芽吹き

 長池公園“中央園路”に植栽されている「オオバキハダ(大葉黄膚)」。ミカン科キハダ属の落葉高木で関東地方~中部地方に分布している。キハダの変種で多摩地域では低地型の本種がキハダよりも多いようだ。キハダは何と言ってもその葉痕が面白い形をしているが、春になり中央の葉芽が展開してきた。奇術師のマギー審司さんは耳に手を当てて開き『耳が大きくなっちゃった!』という定番ネタがあるが、これは葉痕の顔の『鼻が大きくなっちゃった!』という感じ。
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