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散歩道・26~長池見附橋

 今回のNHK朝ドラ『虎に翼』は日本史上初の女性弁護士になった三淵嘉子さんをモデルにしたオリジナルストーリーで、私は前々回の『らんまん』(牧野富太郎がモデル)、前回の『ブギウギ』(笠置シズ子がモデル)に続いてそのままの流れで見始めた。
 時代背景は昭和初期で当時の街並みが随所に再現されている。その映像の中で『あっ!!』と思ったのが写真の橋。初回放送で登場してからその後何回か映っている。この橋は当地の長池公園に掛かる“長池見附橋”で、これはもともと大正2年(1913年)にJR中央線四ツ谷駅上に架けられた都内最古の陸橋である“四谷見附橋”だった。その初代の“四谷見附橋”は新宿通りの拡幅計画により架け替えられることになり平成3年(1991年)に二代目の“四谷見附橋”が竣工した。そして初代の橋体はここ多摩ニュータウンに移築されることになり平成5年(1993年)に“長池見附橋”として竣工した。
 橋のデザインは赤坂離宮(現:迎賓館)を意識したネオバロック様式で橋脚部分の赤レンガは花崗岩で縁取られており今ではすっかりニュータウンの風景に溶け込んでその美しいアーチを“姿池”に映している。ドラマをご覧の際には是非ご注目頂きたい。
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ミツバツツジ・2~開花

 ツツジ科ツツジ属の「ミツバツツジ(三葉躑躅)」。関東地方から近畿地方の太平洋側に多く分布している。ミツバツツジには仲間が多くミツバツツジの名前はそれらの総称でもある。トウゴクミツバツツジやコバノミツバツツジの雄蕊が10本になるのに対して本種の雄蕊は5本になる。
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トウゴクミツバツツジ

 長池公園“夕日展望台”に生えている「トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)」。ツツジ科ツツジ属の落葉低木で関東地方の山地に多く分布している。コバノミツバツツジと同じく雄蕊は10本あるが、コバノミツバツツジの上側裂片には赤い斑紋が目立つのに対して、本種の裂片の斑紋は小さく目立たない。
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ヤブサンザシ・5~小山ヶ丘

 町田市小山ヶ丘の林縁に生育している「ヤブサンザシ(藪山査子)」。スグリ科(←ユキノシタ科)スグリ属の落葉低木で雌雄異株。3~4月に葉腋に直径6~8ミリの黄緑色の花を咲かせる。写真は雄花で花弁のように見えるものは反り返った萼片で、花弁は退化し萼裂片の間にわずかに残っている。雌花は長池公園で見ることができる。
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