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ツクバキンモンソウ

 高尾山“冨士道”で見つけた「ツクバキンモンソウ(筑波金紋草)」。シソ科キランソウ属の多年草で関東~四国の太平洋側に分布している。キンモンソウとは日本海側で見られるニシキゴロモの別名であり本種は筑波山で見つかった変種。キランソウに似た薄紫色の花を付け葉脈や葉裏が紫褐色になる。
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ハマキゴケ

 奥高尾“逆沢作業道”の岩肌に着生している「ハマキゴケ(葉巻蘚)」。センボンゴケ科ハマキゴケ属の蘚類で、石垣やコンクリートなどで普通に見られ、乾燥すると葉の縁が巻き込むことで名付けられている。
 植物の祖先はもともと水中にいたが、最初に陸上に上がった植物がコケだった。しかしコケは草木のように大きくて生存能力が高い種子を作ることができず、また根を通して土から水を吸い上げ体全体に行き渡らせる“維管束”も無い。その代わり小さくても数多く作れる胞子で繁殖することで生育に適した環境をいち早く見つけることができる。また雨や霧などを葉の表面から直接吸収することができるので土の無い岩肌にも直接生えることができる。写真はハマキゴケの葉の表面に付いた大量の水滴。あまりに小さくてピンボケだが実際は宝石のように美しかった。
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フッキソウ

 拙庭の門前に植えている「フッキソウ(富貴草)」。ツゲ科フッキソウ属の常緑小低木で、20年以上前の新築時に植栽した。フッキソウは半日陰でやや湿った場所を好むが、ここは南向きで常に陽が当たりすぐに乾燥してしまうのでフッキソウにとっては過酷な環境でこれまで花を咲かせたことが無かった。ところが先日初めて花を付けているのを発見。次は果実が稔るのを期待したい。
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