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カスミザクラ・4~毛

 松木日向緑地の林縁で見られる「カスミザクラ(霞桜)」。バラ科サクラ属の落葉高木で日本に自生する10種の基本野生種のひとつ。花色が淡く遠くから見ると霞が掛かっているように見えるので名付けられている。花はヤマザクラに似ているが花期には葉は無く花柄や葉に細かい開出毛があるので「ケヤマザクラ(毛山桜)」とも呼ばれている。当地ではソメイヨシノが散り始める頃に開花する。ちなみに、日本にあるサクラの基本野生種はヤマザクラ、オオシマザクラ、オオヤマザクラ、マメザクラ、タカネザクラ、エドヒガン、ミヤマザクラ、カンヒザクラ(野生のカンヒザクラは石垣島の一部のみ)、チョウジザクラと本種のカスミザクラの10種類になる。
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カスマグサ・5~開花

 マメ科ソラマメ属の「カスマグサ(かすま草)」。道端に普通に生えているつる性越年草でカラスノエンドウとスズメノエンドウの間と言うことで名付けられているが、大きさはスズメノエンドウと同じくらい。カラスノエンドウとスズメノエンドウはどこでも見られるがカスマグサは個体数が少ない。また晴れていないと開かないしそもそも下向きになるので意外と見つけにくい。毎年これ探すのが私の年中行事になっている。これは大田平橋付近の道端のもの。
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マルバアオダモ・2~開花

 上柚木公園の林縁で見られる「マルバアオダモ(丸葉青だも)」。モクセイ科トネリコ属の落葉高木で雌雄異株。写真は雄株で細長い4枚の花弁と2本の雄蕊があり雌蕊は退化して花序は密に付く。雌株は花序がやや疎らに付き赤い雌蕊の柱頭が目立つので見分けられる。ちなみに“タモ”は、トネリコ、アオダモ、ヤチダモなどのトネリコ属の総称になる。
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