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アケボノソウ・11~雄性期2

 当地の森の水辺で咲き始めた「アケボノソウ(曙草)」。リンドウ科センブリ属の二年草で北海道~九州の山地の沢沿いなど湿った場所に分布している。草丈は50~80センチで9~10月に茎の上部に直径2~2.5センチの花を多く咲かせる。咲き初めは雄性期で雄蕊の先端に褐色の葯が見える。写真の真ん中の花は雄蕊の葯が既に取れて花粉を出し終えたようだ。
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シャクチリソバ・1~花

 上小山田町の道路脇に群生している「シャクチリソバ(赤地利蕎麦)」。タデ科ソバ属の多年草で一年草のソバに対して本種は根が残るので「シュッコンソバ(宿根蕎麦)」とも呼ばれている。花径は7~8ミリで花弁のように見えるものは萼片。雄蕊は8本で葯は淡紅色になり基部には黄色い蜜腺がある。
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サイカチ・3~果実

 奥高尾“いろはの森コース”の登山道脇に生育している「サイカチ(皂莢)」。マメ科サイカチ属の落葉高木で本州~九州の山地の沢沿いに分布している。樹高は20メートルほどになり枝が高くなって登山道などではなかなか気付かない。ここでは登山道に長さ20~30センチの豆果がたくさん落ちていて見上げると高い枝にサイカチの果実が見えた。雌雄同株で5~6月に枝先に長さ10~20センチの総状花序を出す。サイカチの若木には強烈なトゲの塊があるが老木になるとトゲは無くなる。
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