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クロヤツシロラン・17~西長泉寺尾根2

 長沼公園“西長泉寺尾根”の林内で開花した「クロヤツシロラン(黒八代蘭)」。ラン科オニノヤガラ属の多年性菌従属栄養植物で9~10月に地上スレスレに花茎を立ち上げ直径1.5センチほどの花を咲かせる。ここでは3日前に蕾を見つけていたので開花を待っていた。
 花の上部の白いツノに花粉塊が乗るが写真では既に無くなっている。その下は蕊柱で左右の腹部に半円形のオレンジ色の翼がありその奥に雌蕊の柱頭がある。中央下部は唇弁で自身の花粉塊が残っている時は雌蕊を隠しているが、花粉塊が持ち運ばれるとゲートが下がり受粉態勢になる。唇弁の先端には黄白色の毛が密生している。
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