堀之内東山はぐくみの森緑地の草地に生えている「コシオガマ(小塩竈)」。ハマウツボ科(←ゴマノハグサ科)コシオガマ属の半寄生一年草で陽当たりの良い草地に生育する。ここでは2年前に大群落が見られたが去年は1株だけ発生し今年も今のところこの1株しか見当たらない。コシオガマは消長が激しく一時期群落を作るが数年後には消滅してしまうことが多い。小山内裏公園“内裏池”付近では大きな株がいくつか発生していたが今年は見られない。またどこかに出現するのを期待しよう。
蓮生寺公園の沼地に生えている「アメリカセンダングサ(亜米利加栴檀草)」。キク科センダングサ属の一年草で北アメリカ原産。日本には大正時代に渡来し今では全国の湿地や河川敷などに分布している。秋に茎先に黄色い頭花を付けその下の放射状に長い苞葉が目立つ。同じ仲間のタウコギに似るが草丈が1メートルを超えるほどになり「セイタカタウコギ(背高田五加木)」の別名がある。頭花は全て筒状花だと思っていたが他の方のブログで稀に舌状花があると知り探してみると、写真のように小さな舌状花が確認できた。探せばもっとはっきりとした舌状花があるようだが当地ではアメリカセンダングサを見られる場所が少なく今のところこの舌状花がやっと。