元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
カワラノギク・5~多摩川
多摩川"羽村堰”付近の河原に生育している「カワラノギク(河原野菊)」。キク科シオン属の一稔性二年草で関東地方の相模川、鬼怒川、多摩川など一部の河川にのみ自生している。東京都レッドデータによると23区では絶滅(EX)、北多摩・南多摩では絶滅危惧Ⅱ類(VU)、ここ西多摩では準絶滅危惧種(NT)だったが、羽村市内では自生地の帰化植物の除去など、地元ボランティアの保護活動により群落が戻りつつある。カワラニガナの学名は"Ixeris tamagawaensis”で"多摩川”の名が付いている。
カワラノギクは丸い石がゴロゴロ転がっているような河原を好み、時々発生する洪水が土砂を運び植生をリセットすることによって群落ができる。しかし現在は上流のダムで流水量が制御され河川敷が水没するような事態は少なくなっている。そのため帰化植物が永住するようになりカワラノギクの生育地が狭められているようだ。
この日は自宅から片道21キロを自転車を漕いで自生地を目指した。以前、カワラニガナを探索した場所に近くそのルート(南大沢ー北野ー左入町交差点ー拝島橋ー羽村堰)はしっかり頭に入っている。自生地は羽村堰の600メートル上流の宮の下運動公園近くでコセンダングサとクモの巣の藪を抜けると丸石が転がっている河原に出た。そこで探すこと10分。開花株を見つけるとその一帯に数十株が確認できた。まだ蕾が多いので満開は来月上旬だろう。
カワラノギクは丸い石がゴロゴロ転がっているような河原を好み、時々発生する洪水が土砂を運び植生をリセットすることによって群落ができる。しかし現在は上流のダムで流水量が制御され河川敷が水没するような事態は少なくなっている。そのため帰化植物が永住するようになりカワラノギクの生育地が狭められているようだ。
この日は自宅から片道21キロを自転車を漕いで自生地を目指した。以前、カワラニガナを探索した場所に近くそのルート(南大沢ー北野ー左入町交差点ー拝島橋ー羽村堰)はしっかり頭に入っている。自生地は羽村堰の600メートル上流の宮の下運動公園近くでコセンダングサとクモの巣の藪を抜けると丸石が転がっている河原に出た。そこで探すこと10分。開花株を見つけるとその一帯に数十株が確認できた。まだ蕾が多いので満開は来月上旬だろう。
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クサボケ・4~果実
小山田緑地付近の林縁に生えている「クサボケ(草木瓜)」。バラ科ボケ属の落葉小低木で背丈が低いので“草”の名前を付けられている。普通のボケは中国原産だが、クサボケは日本在来種で本州~九州の山野の分布している。3~5月に直径3センチほどのオレンジ色の花を咲かせ果実は秋に稔る。果実は直径3~4センチで柑橘系の香りがするが果肉は硬く酸味が強いので生食には向かない。
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