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アキノウナギツカミ・3~宮嶽谷戸

 タデ科イヌタデ属の「アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)」。全国の水田の畦や湿地に分布するつる性一年草で茎に下向きの短いトゲがあり、これを使えばウナギも掴むことができるということで名付けられている。花はヤノネグサやママコノシリヌグイに似ているが葉は茎を抱くように付くので区別できる。以前は、畑地に生えて花期が春~初夏のものをウナギツカミとし湿地に生えて花期が秋のものをアキノウナギツカミと区別していたが、これらは生態的な違いによる種内変種として同じものと考えられている。私はまだその“春”のウナギツカミを見たことが無い。
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ヤノネグサ・3~花

 神明谷戸の水田脇に生えている「ヤノネグサ(矢の根草)」。タデ科イヌタデ属の多年草で草丈は40~50センチ。秋に茎頂や上部の葉腋から出す花序柄に直径2~3ミリの小さな花を数個付ける。花弁のように見えるものは萼片で花弁は無い。葉の形が矢尻に似ていることから名付けられている。葉の基部は茎を抱かない。
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