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シマサルスベリ・1~多摩森林科学園

 ミソハギ科サルスベリ属の「シマサルスベリ(島百日紅)」。日本では屋久島や種子島以南の南西諸島に自生している落葉高木で、沖縄では「シマヒャクジツコウ(島百日紅)」とも呼ばれている。当地では自生は見られずこれは多摩森林科学園のもの。サルスベリよりも高木になり花期はサルスベリよりも早く花色は白だけになる。残念ながら花は見逃してしまった。
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フクワバモクゲンジ・2~果実

 JR高尾駅付近で見られる「フクワバモクゲンジ(復羽葉木欒子)」。先日、開花を見ていたが既に果実になっているものが多く見られた。果実は3枚の葉の葉脈をくっつけたような袋状で、その中に種子がある。この様子から「フクロミモクゲンジ(袋実木欒子)」とも呼ばれる。
 さてこの日、家族の所用で環八の砧公園付近をドライブしている時に、前方の上空に6機+1機のブルーインパルスを発見。その後、世田谷区千歳台付近を走行中に再度、今度は白いスモークを出しながら飛行する編隊を見ることができた。パラリンピック前の訓練飛行だったが嬉しいハプニングだった。あの飛行を見ると子供のように心が躍る。
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シシウド・1~小仏城山

 小仏城山付近の山道で見られる「シシウド(猪独活)」。セリ科シシウド属で日本全土の陽当たりの良い山地の斜面に生育し草丈1~2メートルになる大型の多年草。夏に枝先に大型の複散形花序を付け、まるで花火が開いたように咲く。ウドに似ているが強靭なのでイノシシが食べるのに適しているということで名付けらたようだ。発芽してから開花するまでに4~5年掛かり、結実後は枯死する“一稔性多年草”になる。
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ミヤマウズラ・1~奥高尾1

 今年も会うことができた「ミヤマウズラ(深山鶉)」。ラン科シュスラン属の多年草で草丈は15~20センチ。8月頃に花茎に長さ1センチほどの小さな花を10個程度付ける。花は鳥や天使が翼を広げたように見える。側萼片の先端の茶色い斑点がまるで目のように見えるのが可愛い。これは奥高尾の林道脇のもの。
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アオノリュウゼツラン・2~葉

 南大沢4丁目の全薬工業研究センター敷地で見られる「アオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)」。キジカクシ科(←リュウゼツラン科)リュウゼツラン属の多年草で、鋭いトゲがある肉厚の葉を竜の舌に見立てている。数十年に一度花を咲かせてその後は枯れてしまう一回結実性植物で、タケと同じ性質。数十年掛かって作る養分は厚い葉に貯めていき、開花期になると養分は葉から花茎に送られて高く伸び、下の葉から枯れていく。葉に斑がある変種が先に日本に入ってきて“リュウゼツラン”の名前を付けられてしまったので、後から入ってきた斑の無い基本種のほうに“青の”という名前が付けられている。
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ミヤコグサ

 マメ科ミヤコグサ属の「ミヤコグサ(都草)」。花期は春~初夏なので花は見られなかったが、ワタリミヤコグサとの葉の違いを確認しておこう。中央のものがミヤコグサの3小葉で卵形~楕円形をしており葉柄の基部に2枚の托葉が見える。右側がワタリミヤコグサの3小葉でミヤコグサとの違いがわかる。
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ワタリミヤコグサ

 長池公園“姿池”付近の草地にまだ咲いていた「ワタリミヤコグサ(渡り都草)」。マメ科ミヤコグサ属の多年草で家畜の飼料としてヨーロッパから持ち込まれた外来種。ミヤコグサの小葉はやや幅広の菱形になるのに対して、本種の小葉は細く線形~線状披針形になる。
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ミクリ

 せせらぎ緑道の小川で見られる「ミクリ(実栗)」。ミクリ科ミクリ属の多年草で湖沼や河川に生育する抽水植物。雌雄同株で初夏に直径2センチほどの雄花直径3センチほどの雌花を付ける。写真は果実で直径3センチほど。この様子がクリの実に似ていることから名付けられている。
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マツバラン・1~大塚東公園

 大塚東公園外周の石垣に生えている「マツバラン(松葉蘭)」。ランの名を持つがシダ植物でマツバラン科マツバラン属。草丈は10~15センチで茎の半ばから次々に二股に分かれていく。この姿が箒に似ていることから「ホウキラン(箒蘭)」の名もある。茎の先端部の側面には粒々の胞子嚢群が見える。亜熱帯~熱帯地方中心に分布しているが日本にも自生しているようだ。江戸時代以降園芸植物として盛んに栽培されており、おそらくこれはどこかの庭から逸出したものと思われる。
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スズメノヒエ・1~上柚木

 上柚木優先分譲地協力公園の野原に生えている「スズメノヒエ(雀の稗)」。イネ科スズメノヒエ属の多年草で陽当たりの良い草地に生育する。草丈は50~60センチで茎の先に長さ5センチほどの花序を付ける。小穂は楕円形で黒紫色の柱頭と黄色い葯が見える。後方にあるのは外来種のシマスズメノヒエで、葯は柱頭と同じく黒紫色になる。この公園では圧倒的にシマスズメノヒエが多いが、在来種のスズメノヒエも何とか頑張っている。
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