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オオバベニガシワ・4~開花

 トウダイグサ科アミガサギリ属の「オオバベニガシワ(大葉紅柏)」。春の大きな新葉が赤くなるので名付けられているが夏には緑色になる。去年、府中市で初めて見たが雄花が終り掛けだったためまた片道15キロを漕がなければならないと思っていたら、自宅からわずか200メートルの民家の生け垣で見つけた。雄花は穂状花序になり8本の雄蕊が放射状に拡がっている。雌雄同株で雌花は紅色の花柱を伸ばす
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ミドリニリンソウ・2~ツーショット

 裏高尾“蛇滝道”で見られる「ミドリニリンソウ(緑二輪草)」。もちろん正式名ではなく正しくはニリンソウだが、ニリンソウの花弁化した萼片が先祖返りして緑色になったものをこのように呼んでいる。高尾山系ではニリンソウの群生が多く見られるが、その中をじっくり探しているとこういう変種が見つかる。去年は萼片の一部が緑色のものだったが、今年は萼全体が緑色。葉に溶け込んで初めは気付かなかった。すぐ隣の普通のニリンソウに寄ってもらってツーショット。ニリンソウはキンポウゲ科ニリンソウ属の多年草。
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コオニタビラコ・1~春の七草

 宮嶽谷戸の休耕田で多く見られる「コオニタビラコ(小鬼田平子)」。キク科ヤブタビラコ属の越年草で“春の七草”のひとつ。“ホトケノザ”と呼ばれるのは本種のことで、シソ科のホトケノザは春に野道で多く見られるが“春の七草”ではない。コオニタビラコは水田雑草のひとつだが都市部では水田が見られなくなりそれとともに本種も身近ではなくなった。先日他の方のブログで知ったが、最近は“春の七草”として通販で流通しているらしい。
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タチヤナギ

 南浅川の河川敷で見られる「タチヤナギ(立柳)」。ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木で雌雄異株。低地の陽当たりの良い湿地や河原に生育する。花期は4月頃で果実は裂開して綿毛の付いた種子を散布する。ヤナギの同定は難しいがこれはとりあえずタチヤナギの雌株としておこう。
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野鳥・17~ハクセキレイ1

 八王子市役所付近の浅川河川敷で見掛けた野鳥。人懐こく近づいても逃げない。これは背中が黒いのでセグロセキレイかと思ったが頬が白いので「ハクセキレイ(白鶺鴒)」だろう。冬は灰色だが夏羽はセグロセキレイのように黒くなる。ハクセキレイはセキレイ科セキレイ属の留鳥で東日本では普通に見られる。
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フデリンドウ・2~上柚木公園

 上柚木公園の雑木林に生育している「フデリンドウ(筆竜胆)」。リンドウ科リンドウ属の越年草もしくは二年草で草丈6~7センチの筒状の花が数個固まって付く。花茎は1センチほどで陽が当たらないと大きく開かない。この界隈ではあちこちの陽当たりの良い斜面で見られる。
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フラサバソウ・2~比較

 大妻女子大学付近の“よこやまの道”で群生している「フラサバソウ」。オオバコ科(←ゴマノハグサ科)クワガタソウ属の越年草で、植物学者のフランチェット(Franchet)とサヴァチェル(Savatier)がこれがヨーロッパにあるものと同じと報告したことから2人の名前を取って名付けられた。花径は5ミリほどで隣のオオイヌノフグリと比較すると半分ほどになる。
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フジモドキ

 ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の「フジモドキ(藤擬)」。中国原産の落葉低木で漢方では花や根を利尿薬として使われている。日本には江戸時代に渡来したがその花色から名付けられている。園芸店などで流通しているが有毒植物であり決して口にしてはならない。これは東京薬科大学のもの。
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イトツメクサ・4~長池見附橋

 長池見附橋の敷石の隙間に生育している「イトツメクサ(糸爪草)」。ナデシコ科ツメクサ属の越年草でヨーロッパ原産。昭和17年(1942年)に広島県で発見されその後各地で帰化が確認されている。花弁は無く外側の緑色のものが4枚の萼片。その内側は果実を包む外皮で中に見える白い糸状のものは蕊ではなく種子が付いていた柄の名残りになる。
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ヒメスミレ・4~別所地区

 別所地区の駐車場に拡がっている「ヒメスミレ(姫菫)」。スミレ科スミレ属の多年草で草丈は5~6センチ。スミレと同じような濃紫色だがスミレよりはずいぶん小さい。ここは住宅地の中の駐車場で砂利が敷き詰められ植物はほとんど見られないが、競争相手のいないこういう場所を選んで群生を作っている。
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